第6回チャンピオン大会セミファイナルBブロック放送(2012年7月8日放送)

 

 

 

B:現在ファイナル出場が決まってるのはゼリビン哲夫、そして血華美人は愛の華の知り合いの三組
  そしてこのBブロックから3組が進出し、計6組でファイナルが争われます
  それではセミファイナルBブロックのネタを見ていきましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランキング8位 炭酸電池

たん:ファイナルいけるように頑張ります。
でん:ででぃ。

ぶっちぎりの素早さで投稿されました 炭酸電池!

コント/入浴剤の神様

 

でん:ああ良い湯だな・・・

   お風呂は一日の疲れを全部吹き飛ばしてくれる。

たん:おっしゃる通り。

でん:ん?なんか声が聞こえた・・・誰・・・?

たん:あ? 私の声聞こえる?

でん:え?誰?誰?!

ぶくぶくぶくぶく・・・

たん:んーーーー、私だよ。(タンクトップで雨傘を持ってる。)

でん:・・・誰?

たん:え?私は神様だよ。

でん:神様・・・?・・・まっまさかお風呂の!?

たん:いや、入浴剤の神様。

でん:そっち!!?随分狭いジャンルの神様だ・・・

たん:いやいや、あなた毎日入浴剤使ってるじゃないの。お風呂の神様より近い存在でしょうが。

でん:神様自体が未知の存在すぎるわ・・・。

   んで、なんで今日は出てきたんですか?

たん:いや、あなたがボソっと言った言葉に共感してつい声が出ちゃって。

   あなたに声が聞こえちゃったら出てくるしかないでしょ。

でん:え、神様の声って人間はみんな聞こえるんですか?

たん:うん、聞こえるよ。だから神様はみんな黙ってる。

でん:そうなんだ・・・。聞こえないのは黙ってるだけの事なんだ・・・。

たん:とりあえず、シャンプーを貸してくれないか?

でん:え?

たん:神様は、3日間頭を洗ってないから頭皮がギトギトしているのだ!

でん:そんな自慢げに言うなよ・・・。

たん:だから、シャンプーを貸してほしい。出来れば、シャンプーハットも。

でん:は?シャンプーハットなんて持ってないわ・・・。

たん:神様は、目にシャンプーが入るのがこの世で一番怖いのだ!

でん:いや、風呂ジャンルの神様なんだから、それくらい慣れろよ・・・。

たん:無いのなら仕方がない。頭皮ギトギトのままで話を進めよう。

でん:いや話す気無いですよ。そろそろ風呂から上がりたいので帰ってもらっていいですけど・・・。

たん:出てきたからには願い事を叶えてやろうと思ったのに・・・。

でん:え?ランプの魔人みたいなこと出来るの?!

たん:そりゃ、神様だもん。願い事3つ叶えてやろう。

でん:うわー!本当!?嬉しい!さすが神様!もうちょっとここに居て下さい!

たん:よかばい。

でん:薩摩出身?・・・えーと願い事かぁ・・・何にしようかな・・。

たん:ただし、入浴剤関連の願い事に限る。

でん:範囲狭っ!!入浴剤の神様だから他の事は出来ないのか・・・

たん:さあ、どうする?

でん:え・・・入浴剤関連の願いなんて無いわ・・・

たん:・・・・。

でん:あっじゃあ・・・「入浴剤関連の願い事以外も叶えられるようにしてください」

たん:よろしい! ポワッ 出来たぞ。

でん:できた!!簡単に範囲が広くなった!!1つ願い事損したけど、2つ自由に叶えられるから嬉しすぎる。

たん:さあ、2つ目の願いは?

でん:えー、じゃあ、この家ボロいから、新築にしt

たん:ああああああああ!!!!!!

でん:びっくりした・・・なんだよ急に・・・

たん:さあ、2つ目の願いをどうぞ!

でん:だから、家を新t

たん:あああああああああ!!!!!どひゃああああああ!!!

でん:うるさいな!!

たん:さあ、2つ目の願いをどうぞ!

でん:・・・実は出来ないんでしょ?入浴剤関連の願いしか叶えられないんでしょ?

たん:そっそっそんなこと・・・無いよ・・・

でん:神様が動揺してる。

たん:ほら!例えば、「疲労回復してくれ」とか「冷え性治してくれ」とかどうだ?

でん:それ、入浴剤自体の効能やん!!叶えられて当然!

たん:「家に居ても、名湯が楽しめる感覚を味わえるようにしてくれ」とかは?

でん:だから、それも入浴剤の醍醐味じゃん!神様が叶えなくても物品が叶えてくれるわ!

たん:あのねぇ、神様にも色々と事情があるわけ。

でん:はいはい分かりましたよ。

たん:もっと幅広いジャンルの願いを叶えて欲しかったら、お風呂にはまだまだたくさん神様がいるんだからそいつらをあたってくれ。

でん:え?他にもまだまだいるの?

たん:いるさー。シャンプーハットの神様とか、追い炊きの神様とか、石鹸置きの神様とか。

でん:お風呂ってマニアックな神様多くないですか!?

   もっと、「お風呂の神様」みたいな大まかな神様は居ないんですか?

たん:そりゃ居るよ。でも近頃、トイレの神様の知名度の急上昇でお風呂の神様は今、鬱病にかかってるさ。

でん:凹んでるんだ・・・。えっ、それで普段、そのお風呂に居る神様達は何をして過ごしてるんですか?

たん:俺は、サツマイモを食べ続けたりして、オナラを溜めとく。

でん:何その暇つぶし・・・。

たん:いや、入浴剤入れると泡が出てくるでしょ??あれは私のオナラなのよん。

でん:ああ、そうだったの!!?

たん:出来るだけ泡が長続きするように細かくオナラするの大変なの。

でん:オカマ口調になった・・。

たん:これ出来る人少ないのよ!!ベテランの技なんだから!!

でん:分かりましたから。

たん:泡は命がけでやってるんだから。

でん:もっと効能に力入れてほしいですけどね・・・。

たん:まぁ、あなたの一日の疲れは私無しでは取れない! 分かった?

でん:はっはい、いつもありがとうございます。

たん:あとはー、mixiの日記更新したりー、

でん:神様mixiやってんすか!

たん:うん。そうそう!!こないだ圧力鍋の神様とマイミクになったの!!!

でん:ごめんなさい、神様のランクとかちょっと良くわからないんで、興奮されても・・・。

たん:今は、ニベヤクリームの神様と仲良くなりたい・・・、切実に。

でん:あの、俺の家ってそんなたくさん神様住んでるんですか!?

たん:まあザッと10万人は居るね。

でん:マジかよ!神様混雑しすぎでしょ・・。

たん:皮膚あるいは体質に異常がある場合は医師に相談してご使用ください!

でん:・・・ん?

たん:あっ口癖です。

でん:どんな口癖だよ!!入浴剤の使用上のご注意の所によく書いてある台詞だけども!!

たん:じゃ、そろそろ行くかな。

でん:え、どこに?

たん:白木屋。

でん:飲みに行くのかよ!そのタンクトップの格好で?!

たん:まぁ・・・。

でん:ただの変態親父じゃん。入浴剤使う気無くしたもん・・・。

たん:今、なんつった?

でん:え、いや・・。

たん:入浴剤を馬鹿にしたな。

でん:いや・・・その!

たん:覚えとけ!!!!!!

ぶくぶくぶくぶく・・・

でん:やばいやばいやばい・・神様怒らせちゃったよ!どーしよう・・・、なんか仕返ししてきそうだな・・・うわ・・・怖い怖い・・。





・・・その日から、入浴剤から出る泡の量が少し減った。




たん:フェハッハッハッハ!!!思い知ったかァ!!!!!フェハッハッハッハ!!!


でん:・・・え、全然気づかない。どこ?なんか仕返しされた?シャワーが出にくい・・・こと?・・・・わからない。

 

 

 

ランキング4位 エバーグリーン

井島:ついに来たよC大会!
まさ:前期293KBで周りがヒくほど喜んでたのが嘘みたいだけれどね
ジョン:ここでKTに我々から幾つか謝罪があるよ
まさ:周りのC大会出場者の中の人は他の企画でもC大会とか決勝とか経験してるのになんか井島だけこれが初のC大会で明らかに浮いててごめん
井島:長すぎる割に面白さが伴ってないネタでごめん
ジョン:あとさっきからタメ口でごめん

許さん エバーグリーン!

コント/茎

 

ついに、決戦の日―――。

私は今から会社を黒い巨大な刀で潰すのだ。

これは仇討ち。私が出来る恩師への恩返し。

いまさら後には引けない・・・。





(三ヶ月前)



ここは、とある高校。私は今日からここに親の仕事の関係で転校するのだ。私の名前は城野杏奈、高校一年生。

転校はもう5度目。仲の良かった友達と別れ、誰一人知らない場所での生活が始まる、そんな感覚にももう慣れっこだ。けど、それゆえに

「ここの学校ではどんな生活が待っているんだろう?ワクワクするなぁ」

などという気持ちを持つこともない。どこの学校にいたってやることは一緒。

作り笑いを浮かべ、周りから浮かないようにみんなと接していれば良いだけのこと。







それなのに・・・まさか、あんなことになってしまうなんて――――――











(教室にて)







先生:静かにしなさい。今から朝の会を始めます。

生徒共:うんちー!!





先生の言うことに生徒全員が「うんちー!」と反応している。なるほど、一度目と三度目と四度目の転校先と同じパターンの学校だ。

こういう学校は楽だ。自分もうんちだのしっこだのと阿呆らしく阿呆なこと言ってればよい。

ただ、絶対に失敗は許されない。ここで失敗するか成功するかで私の学校生活は左右される

さらに言えば、転校が5度目の、ベテラン転校生としてのプライドもあった。





先生:では転校生の紹介です。城野さん入ってきてー

城野:こんにちは。城野杏奈です。よろしくお願いします

生徒共:うんちー!!

城野:・・・ううううううううううんんんんんんちいいいいいい!!!

生徒共:・・・・・・・うんちー!うんちうんちー!!





よっしゃ!好感触だ!私は心の中でガッツポーズをした。しかし、まだ油断は出来ない。

ここは念を押しておこう。私は心の中でそう決心をした。





城野:私趣味がカラオケなんですよー

生徒共:どんな曲歌うの?あ、言い忘れてたけどうんちー!!

城野:なつ〜はこ〜かんがか〜ゆく〜な〜る〜 か〜ゆく〜な〜ったらデ〜リケ〜ア〜エ〜ム〜ズ〜 ランララランランラ〜ン!かかずにな〜おそ〜う〜 デ〜リケ〜ア〜エ〜ム〜ズ!

生徒共:・・・・・・・・・・・・・・・



この日からクラス全員による私に対するいじめが始まった








デリケアエムズを知らない方もいると思うので、ここでひとつ補足を入れておこう

デリケアエムズとは、ちんちんに塗る薬である、きっと夏になったら君もお世話になることだろう

(女性の方すみません)

城野が歌っていた歌はそのCMソングである 知っている人も知らない人もyoutubeで検索だ!





(二か月前)





なぜあの時、うんちがOKでデリケアエムズがダメなパターンの学校だと気づけなかったんだ!

などと、今更嘆いても遅かった。私、城野杏奈はこの一箇月で、様々な嫌がらせをうんちクラスメイト、略してうんちからされたのだ。

まるで地獄のような毎日だった

まず、朝学校に行く、この時、大抵うんちにデリケアエムズをかけられる

しかし、ここでめげるわけにはいかない。本番は学校についてからなのだ

まず、靴箱。靴箱には毎日のようにラブレターのようなものが入っている。

だが、油断してはならない。これはうんちが仕掛けたわなだ。

中を開けるとデリケアエムズが塗りたくられていてぐちょぐちょなのだ。

これが毎日のように置かれているのだが、ぶっちゃけ初日引っかかったあとは中も開けずに捨てている

そのことに皆気づいているはずだが、なぜか毎日入っている。

継続は力なり。ということなのだろう。悔しいがその意気は認めざるを得ない。

そして、毎朝机の上には、デリケアエムズが塗りたくられていた

しかし、仕返しとしてよくうんちの机の上に犬の糞を置いたりもした

そうすると、そのうんちは「これはなんだろう?」と考えていた

小一時間ほど経って「これはルービックキューブだ」と言っていた。

彼なりの結論なんだ。と私は思った。

以前は嫌がらせはこれだけだったのだが、最近はエスカレートしてきて他にも色々なことをされた

まず、クラスのお調子者がデリケアエムズを飲んでいるところを無理やり見せられた

つらさのあまり泣きそうになった。どうでもいいがお調子者は救急車で運ばれていった。

この嫌がらせもさらにエスカレートし、お調子者が飲むデリケアエムズの量も三本になった。

言うまでもなく救急車も三台来るようになった。

他にも、学級委員のせいで今月のクラス目標が「掻かずに治そう」になってしまったり

校歌をデリケアエムズの歌にしようという運動が行われたり

(この運動に参加した奴らは罰として校長の股間にデリケアエムズを塗らされていた。しかしそれが問題になり罰として今度は校長が理事長の股間にデリケアエムズを塗らなければならなくなり、そしてまたまたそれが問題になり、理事長は以下略)

とにかく散々な日々を送っていた



しかし、そんな糞みたいな学校生活でも、唯一楽しい場所があった。部活だ。

幸い、私がいじめられているという事実はほかのクラスには漏れていなかった(というか、うちのクラスはなぜか頭がおかしいと言われていてほかのクラスからは隔離されていた)

そのうえ、私が入った吹奏楽部には私のクラスの人間がいなかった

そのため、ここでは地獄のようなクラスから完全に開放されることができたのだ

更に、部活の先輩は素晴らしい方ばかりだった

特に、部長の井島先輩は素晴らしい方だった。リーダーシップをいかんなく発揮し、部活をまとめあげていた。さらに毎朝ものすごく早い時間に来て楽器の練習をしているとても真面目な人物だ

おまけに私にすごく優しくしてくれた。

私の心の支えは、先輩だけだった

なのに、最近急激に先輩の態度が冷たくなってしまった。

ある日、私はなぜ最近態度が冷たいのか勇気を出して部長に直に聞いてみよう。そう決心した



城野:部長、おはようございます!

井島:・・・・おはよ・・・

城野:先輩・・・何か最近冷たくないですか?

井島:そ・・・そうか・・・?

城野:そうですよ!?なんでですか!?

昌美:それはうんちー!私がうんちー!教えてあげるうんちー!わ

城野:あ・・・あんたは・・・昌美!

昌美:うんちー!



彼女は滝沢昌美。クラスの中でも率先して私に嫌がらせを仕掛けてくるうんちオブうんちだ。

あとうんちを会話の中に組み込んでくるから何言ってるのかいまいちわからない。私が一番毛嫌いしている牝犬である。



昌美:私がね、うんちー!先輩にアンタがいじめられてることをばらしてやったのよ!うんちうんちうんちー!デリケアエムズの歌のうんちー!件含めね!



目の前が真っ暗になった気がした このうんちビッチはどこまで私を追い詰める気なんだろう

私から、部活まで、先輩まで取り上げようというのか。



私は、半ば無意識のうちに屋上へ飛び出していた。そしてそのまま、柵を飛び越え飛び降りようとしたそのとき



井島:待って!

城野:・・・・せ、先輩・・・・

井島:待ってくれ・・・俺は、お前がいじめられてるから冷たくしてるわけでもない。ましてや、デリケアエムズの件も関係ない!

城野:じゃあなんで・・・

井島:お前が何も答えてくれないからだよ!

城野:答えるって・・・何にですか!?

井島:手紙にだよ!

城野:手紙!?

井島:そうだよ!俺、お前の靴箱に毎日ラブレター入れてたのに・・・なんの返事もこないから



そんなもの無かったはず・・・と思った。しかし刹那、あるひとつの仮定が頭に浮かんだ

まさか、靴箱の罠だと思ってずっと捨てていた手紙は、途中から罠ではなく、本物のラブレターだったのでは!?

もし部長がラブレターを入れる日とうんちが罠を仕掛けるのをやめる日がたまたま一緒だったら・・・

いや、それも違う。先輩はすごく来るのが早い。だからうんちが来たとき、うんちは既に罠が仕掛けられている。と勘違いしたのだろう。

流石うんちうんち言ってるだけのことはあってバカだなぁ・・・いや、馬鹿なのは私だ。どうしようもないビチグソビッチだ。ビッチグソだ。ちくしょう。



井島:なんで何も答えてくれなかったんだよ!

城野:いや、その・・・勘違いっていうか・・・

井島:なんだよ勘違いって!はっきり言ってくれよ!

城野:先輩・・・私も先輩のこと、好きです・・・







(ここで、皆さんには特別に、現代日本の裏側をお教えしよう)

今、日本には政府を脅かすほどの財力と軍事力を持っている企業がある

ひとつは、ムヒで有名な池田模範堂。前述のとおりデリケアエムズの生みの親である。

そしてもうひとつは、金冠堂(キンカン塗って〜また塗って〜の会社)である。

この二つの会社は最近もともとライバル会社同士だったのだが、最近関係は著しく悪化。

今にも武力戦争が始まりそうなところなのだ。

(皆さんがそのことを知らないわけは単純だ。このことを公表しようとした人間は消されてしまう。なので誰一人としてこの件を公にしようとしないのだ)





(城野と井島がいい感じになっているころ、デリケアエムズを作っている池田模範堂では、極秘会議が行われていた)




ライオネル:我が社は長年ライバルとしている金冠堂(念のためもう一回言っておこう。キンカン塗って〜また塗って〜の会社である)と争いを続けてきたんだなん。でも最近エスカレートしてきてるんだなん。で、本格的な武力戦争に乗りでることになるのだなん。

オースティン:マジっすかヤバイんじゃね!?

ライ:・・・・チミはホントにノリが軽いんだなん。でも本当にヤバイんだなん。なんせ向こうは超巨大キンカン型ミサイル「KIN-KAN-Z」を所持しているんだなん。一筋縄ではいかないんだなん。

オー:名前聞いた限りダイジョブ的な空気出てる系なんですけどマジ!

ライ:舐めてはいかんのだなん。この「KIN-KAN-Z」によって興和株式会社はもう吹っ飛ばされたんだなん。という訳で、ウチも兵器を開発したんだなん。それが、これなんだなん。

(ライオネル、怪しげなビンを取り出す)

オー:なんだ、ただの薬じゃないっすかお前ゴミだなマジでー。

ライ:これをただの薬と思ってもらっちゃ困るんだなん あとお前の方がゴミだ。

オー:どんな薬なんすかマジで? P.Sお前の方が百倍ゴミだ

ライ:いやお前が千倍ゴミだこれはだなん。「デリケアX」という薬でねん。陰茎に塗ることによって陰茎を肥大化させ、更に硬化させることが・・・

オー:もっと簡単に言ってくれない?マジしんどいんすけど。

ライ:ちんこがでっかくなるんだなん。

オー:・・・・・どれぐらい?

ライ:長さ80メートルぐらい

オー:・・・・・そんなにでっかくして・・・どうするんですか?

ライ:敵潰すんだなん。

オー:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺退職しま・・・

ライ:いや考え直せだなん!でっかくしたちんこで敵を倒す。これも立派な手段なんだなん!

オー:・・・・立派な手段だぁ!?ちんこで攻撃とかどんな神経してるんだ!?まずなぁ、向こうはミサイル持ってんだぞ!そんなでっけー棒何本用意したって勝てるわけねえだろ!

ライ:急にチャラ男キャラじゃなくなった上まともなこと言いはじめたからビックリしてるんだなん!

そんなに言うなら勝手にすればいいんだなん!僕ちゃんが成功したあとで後悔したって知らないんだからなん!

オー:ああ!俺は俺のやり方でやるよ!「デリケアX」には一切関与しねぇからな!(ぷいっ)

ライ:(ぷいっ)











(一か月前)





私、城野杏奈はこの一ヶ月の間に、さらに酷いいじめを受けていた

黒板に相合傘を書かれて、左に私の名前が、右にデリケアエムズと書かれていた。

犯人が滝沢昌美だとわかったので、犬の糞を顔面にぶつけてやった

更に、昌美は私の前でデリケアエムズの歌を歌いやがった

なので教室で全裸で土下座させた。

それだけでなく、机の端っこに小さくデリケアエムズと書きやがった。

犯人が滝沢昌美なのかわからないが、とりあえず昌美を気絶させて全裸にして路地裏に放置した

もう耐えられない。こんな嫌がらせばかりされる生活はこりごりだ。死にたい。

ただ、いいこともあった。あれから部長と付き合い始めたのだ。

部長だけが私の心の支え。だから部長に迷惑を掛けたくない。

だからどんなにいじめられても部長の前では平気な顔でいようと決めたのに、もう限界かもしれない・・・

・・・・・・・・誰か私を助けてくれないかな・・・





―――強くなりたい。井島は思った。

相変わらず城野への嫌がらせは続いているようだ。

だが彼女は私に弱さを見せず、笑顔で大丈夫だから。と言っている。

アイツは俺より何倍も強い。そんなアイツを、俺は守りたい。



そんなある日、偶然こんなパンフレットを手に入れた

「強くなりたい人、募集中! ―――池田模範堂」

という文字と共に、地図が書いてあった。強くなりたければここに行けということか。

普段だったらこんな胡散臭いパンフレット、すぐに捨ててしまうところだった。

ただ、この時の俺は、本当に必死だった。だから藁にもすがる思いで、この場所に行ってみることにした。



パンフレットに載っていた地図をもとに来てみたのだが、ずいぶん路地の奥の方へ来てしまった。本当にこっちで合ってるんだろうか・・・



あ!それらしい建物を見つけた。・・・・・無駄に広いなオイ!こんな路地の奥にあるのに東京ドーム並みの大きさがあるやないか!

なんだここは・・・と思いながら入ってみると、怪しい外人が俺を迎えてくれた

ライ:ようこそなんだなん。ここは、池田模範堂。デリケアエムズやムヒで有名な超一流企業なのだ!

井島:股間のお薬が代表商品かよ・・・そして誰なんだコイツは・・・ってかこの口癖マジウザイんだけど・・・

ライ:そのセリフ、全体的に傷つく内容だったんだなん。せめて心の中で言って欲しいんだなん。

井島:その割に口癖訂正する気皆無じゃねえか。で、どうやって俺を強くしてくれるんだ?

ライ:それはだなん・・・この薬をチミのちんちんに塗ってもらうんだなん

井島:え?なにこれ・・・・何かすごい怪しいんだけど・・・しかもちんちんに塗るとかアヤシイを通り越して悪い結果しか見えてこないけど・・・大丈夫?塗った瞬間爆発とかしない?

ライ:そのへんは大丈夫なんだなん。

井島:本当か?じゃあ塗ったらどうなるの?

ライ:大体80メートルぐらいまでちんこがでっかくなるんだなん。ちなみに我々はこの現象を超勃起と呼んでいるんだなん。

井島:・・・・・・あのさ・・・・そんなの塗るわけねーだろ!

ライ:え!?なんで!?

井島:なんでって理由聞かなくたってわかるだろ!ちんこへし折るぞ!

ライ:いや考えてみろなんだなん!そのでっかくしたちんこで敵潰せす放題だぜなんだなん!

井島:そんな攻撃方法嫌だよ!ってかこの建物巨大ちんこのためにこんな広いのか!土地の無駄遣いにも程があるわ!

ライ:なんでそんなに嫌がってるのかわからないんだなん!

井島:だってちんこで攻撃だよ!?ダサさ極まりないわ!

ライ:じゃあ聞くが、君は一体何が欲しいんだい?

井島:急に口癖直った。いや、だから強くなりたいんだって!

ライ:強くなりたいんだろ?だったら格好良さなんて気にするなよ!何かを得るためには、犠牲を伴わなければならないんだよ!

井島:・・・・なんだろう・・・・絶対に間違ってるはずなのにコイツの言ってることが正しい気がしてきた

ライ:どうするんだ!?格好良さなんかを気にして尻込みしてていいのか!?そんな意気地なしで良いのか!?

井島:・・・・・・・・わかったよ!俺も男だ!その薬・・・・塗ってみる!

ライ:その意気だ!じゃあ早速塗ってやるから脱げ!

井島:いいよ自分で塗るから!

(ぬぎぬぎ) (ぬりぬり)

(ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・)

井島:お、おおおおおおお!!俺のちんこがでかくなっていく!・・・これが・・・超勃(ブチィ!)

ライ:しまった!被験者が自分のちんちんの重さに耐えられず潰れてしまったんだなん!想定外だったんだなん!









(数時間後、同建物にて)

オー:・・・・・え、何これ?

ライ:・・・・・

オー:お前・・・電話で言ってたよな?「今から実験場でデリケアXの実験をする。絶対に成功するから見に来るんだなん!」って・・・・これ・・・成功!?

ライ:・・・いや、今回はまぁ・・・その・・・ねぇ。ぶっちゃけ・・・失敗したけれど、いい収穫は得ることができたって言うか・・・

オー:お前それ本気で言ってんの?

ライ:さっきからお前お前言ってるけど僕ちゃんチミの上司だからなん?敬語を使いたまえなんだなん。

オー:いいから質問に答えてくださいよ!え?あなたの言うその「いい収穫」の代償としてどうなりました!?

ライ:・・・・・せまくなったよね

オー:ですよねーチンチンおきっぱですもんね・・・・ってそこじゃねえよ!!

バカだろお前!そうじゃなくて一人死人が出てんじゃねーか!

ライ:・・・・・いいかいなんだなん?我々は今、悪の大企業金冠堂を潰そうとしているんだなん。これはとてつもなく、とてつもなく大きなことなんだなん。

そのためには・・・少しの犠牲も仕方ないんだなん

オー:いや、これは完全に無駄な犠牲だよ!?いわゆる犬死にですよ犬死に!わんわん!バカヤロー!

そもそもデリケアX計画自体が無謀すぎるんだよ!何でこんなの考えたんですか!?

ライ:実を言うと・・・これを考えたのは僕ちゃんではないんだなん

オー:えっ・・・?

ライ:これを考えたのは、ジョージ先輩なんだなん

オー:え、ええええええ!!?あのジョージ先輩がこんなこと考えたの!?

あの優秀で部下からも信頼も厚いのに鼻の穴がでかすぎるジョージ先輩が!?・・・ってかあの人この班だっけ?

ライ:違うんだなん

オー:なんで部署違う人間に頼るの!?

ライ:いや、俺あの人に色々お世話になったからあの人の案採用したいんだよね

オー:知ったこっちゃねえよそんな裏事情!ってかジョージはジョージでもう少しまともな案出せや!

ライ:とにかく!僕ちゃんが考えたことではないのだから、僕ちゃんに責任はない!

オー:あるわ!









(三週間前)

私、もう生きていけないかもしれない。大好きな井島先輩が一週間も行方不明だなんて・・・

しかも相変わらず昌美からの嫌がらせは続いている。この前も私の前で恐怖に怯えるような表情をしてたからまた何かしたに違いない。

せめてもの抵抗として使用済みのナプキンを大量に彼女の机の中に押し込んだがそれでも彼女は表情を変えなかった。それどころか、エスカレートした気がする

もうダメだ・・・やっぱり先輩がいないと私はなにもできない・・・

そう思っていたとき、一人の男性と出会った。



サタン:君・・・井島君のお友達でしょ?

城野:え・・・?彼の事知ってるの!?

サタ:・・・・・ええ・・・

城野:教えて!彼は一体どこにいるの!?

サタ:・・・・・・・残念ながら、この世にはもういないよ

その言葉の意味を知った瞬間、私はひざから崩れ落ちた

城野:・・・そ、そんな・・・嘘でしょ・・・

サタ:残念だが、本当だ。その証拠に、この写真を見てくれ

城野:これは・・・?

サタ:君の彼氏がつぶされて死んでいる写真さ

城野:そ、そんな・・・・・・・もしかして、あなたがやったの!?

サタ:違う!俺は君の味方さ。俺を信じてくれ!

城野:・・・・わ、わかったわ・・・・で、これ何につぶされてるの?

サタ:・・・自分のちんこさ。彼はとある会社の実験に巻き込まれて死んだんだ。その実験とは、自分のちんこをでっかくするもので・・・

城野:このセクハラァ!

(ボコッ!!!)

サタ:ぐ、ぐふぅ・・・・・・・な、なかなかやるな。君、井島君を殺した会社に、復讐したかないかい?

城野:復讐?

サタ:あぁ・・・井島君を殺したのは池田模範堂という会社でね。デリケアエムズの生みの親なんだ。

最近、ライバル会社の金冠堂との武力戦争のために、ちんこをでっかくする薬「デリケアX」の実験をしているらしい。

多分井島君はそれに巻き込まれたんだ。

城野:・・・武力戦争のためにちんこをでっかくするって発想が宇宙の彼方ね。まさか井島先輩がそんなバカバカしいことで死んでしまっただなんて・・・

サタ:どうだい?池田模範堂をつぶすいい手があるんだが、君・・・・つぶしたいと思わないか?

城野:私・・・・・・・この会社が憎い!私のすべてであった井島先輩を殺したこの会社を潰したい!

サタ:そうだろう!だったら、俺と協力しあってあの会社を潰そうじゃないか!

城野:えー・・・こんなセクハラ親父と協力とか・・・

サタ:そこは快くうなずく所でしょーがー!!まさか渋られるとは!渋られるとは夢にも思わなかった!

城野:わ・・・わかったわ。協力しましょう。

サタ:じゃあまずはこの薬を飲んでくれ。

城野:なによこれ?まさかわたしのまんこが大きくなるとかじゃないわよね?

サタ:大丈夫。それはただのウチの会社が開発した筋肉増強剤「GOLD−KAN」だ。

城野:ただの筋肉増強剤なら安心ね・・・・

サタ:さぁ、飲んでみろ。

城野:わ、わかったわ・・・

(ゴクッ)

城野:ウッ・・・

サタ:どうだ?

城野:体に・・・力がみなぎっている感覚・・・・

サタ:そうだろう!実験結果から推測するに今の君の体は人間の能力を超越している。握力で言えば200Kgは超えているだろう。

城野:じゃあ、これで私が会社に乗り込めばいいの?

サタ:まぁそうあせるな。舐めちゃいかんよお嬢さん。いくら超人的な身体能力を得たからといって丸腰で勝てる相手じゃない。

城野:じゃあ、どうするの?

サタ:敵をつぶすんだ。80メートルもの巨大なペニバンで・・・

城野:このセクハラァ!

(ボコッ)

サタ:ぐはぁっ!・・・お前・・・超人的な力ってさっき言ったじゃん・・・殴るなし・・・死ぬしマジで・・・

こんなところで死ぬとか・・・・俺もツキがないな・・・ペニバンだけにツキがない!上手い!ナプキン一枚!※

城野:てんめええええええええええ!!意外と余裕あんじゃねえかあああああ!!

サタ:ぎゃああああ!やめ・・・やめろぉ!!俺が悪かったから!だからナプキンを口に詰め込むのはやめ・・・

うぎゃあああああああああああ!!

城野:フン・・・使用前のでよかったな。

※ペニバンは突くものなので突きがありました。皆さんごめんなさい











(現在)

ついに、決戦の日―――。

私は今から会社を黒い巨大な刀で潰すのだ。

これは仇討ち。私が出来る恩師への恩返し。

いまさら後には引けない・・・。
城野:いよいよ、井島先輩の仇を討つときが来たのね・・・

サタ:あぁ・・・・奴らはこの井島君が死んだ広い建物に呼んである。

城野:呼んである?・・・・奴らと知り合いなの・・・?

サタ:え、ええ・・・?あ、あぁ・・・まぁな・・・・・や、奴らはもう中にいるようだから、この巨大ペニバンをつけろ

城野:わ、わかったわ・・・・しかしめっちゃ抵抗あるなこれ

サタ:・・・・早くつけろ。あ、俺がつけたほうがいい?

城野:自分でやるから良いわよ!

サタ:・・・わかった

城野:あい。つけたわよ!

サタ:よし!中に入るぞ!

城野:ええ!







オー:で、何でまたここに来たわけ?

ライ:なんか知らんけどジョージ先輩に呼ばれたんだなん。

オー:そういえばこの前死んじゃった子は?

ライ:特別班の別の人が回収してったんだなん

サタ:お!?来ていたか二人とも!

城野:・・・・・・・・・・・・

オー:ジョージ先輩!・・・と、そちらの巨大ペニバンのお嬢さんは?

ライ:まさか!デリケアXに代わる新兵器!?

オー:あんま代わってないし!ほぼ一緒だし!

サタ:ライオネルの言うとおり、新兵器だ。そして、お前ら2人は今からこの新兵器につぶされるんだ。

ライ:は・・・はああああ!?いや、ちょっと待って!何で!?

城野:私は・・・井島先輩を殺したあんたたちが許せない!

オー:いや!・・・ちょっ!待って!

(ぶらーん)(ドスーン!!!!)

オー:ぎゃああああああああああ!!巨大なペニバンが落ちてきやがった!間一髪避けてなかったらお陀仏だったぜ!

ライ:ジョ、ジョージ先輩!どうして・・・!?

サタ:ジョージ?誰だそれ?俺は、金冠堂特別班のサタンだ。

オー:クソッ!・・・まさか、スパイか・・・!?おい嬢ちゃん!聞いてくれ!アンタは騙されてる!デリケアX計画の本当の発案者は・・・サt・・・

(ぶらーん)(ドスーン!!!!!)

城野:・・・・見苦しい言い訳・・・・あなたたちだって関与してるくせに・・・

オー&ライ:うぎゃあああああああああ!!死んだ!!

城野:・・・・ってかさ、これ・・・・ペニバン必要!?筋肉増強剤だけでよかったろ!?

サタ:でもこっちのほうが面白いじゃん!

城野:・・・・こんのセクハラァァァァァ!あんたも殺す!

サタ;いやマジで辞めて!冗談だから!

城野:・・・私は冗談じゃないけどね

サタ:・・・・・え?

城野:さっきの奴とあなた、知り合いみたいだったわよね?そしてさっきの奴の口ぶりからすると、あなたはデリケアXを作るきっかけを作ったみたいなんだけど・・・

サタ:そ・・・そんなの、あいつが言ったでたらめだよ!

城野:そうかもしれない。でも、そうじゃないかもしれない。

サタ:わからないんだろ!?だったらやめとけって!

城野:・・・・・あのね、私は警察じゃないの。ただ復讐したいだけの人間。だから、少しでも怪しい人間は・・・潰す。

サタ:・・・・・・・・・フフフ!ハハハハハ!アーハッハッハッハッハッハ!

城野:何がおかしい!?

サタ:本当に狂ってるなお前!もうお前になに言っても無駄みたいだから教えてやるよ!そうだよ!全部俺が仕組んだのさ!

井島って奴が死んだのも!さっきの2人が死んだのも!全部俺の計画通りって訳さ!

城野:・・・・なんでそんなことしたの?世界のため?会社のため!?

サタ:世界も会社もどうだって良い。俺はただ、自分の計画通りにことを運ばせて自分が楽しみたかっただけさ。

考えてみろよ?ちんこに潰されて死んだなんて、最高に面白いとは思わないか?

そしてそんなことを考え付いた俺は最高のエンターティナーさ!なぁ、そうだろう!?そうだろう!?

城野:・・・・そんなあなたの自己満足のために、私の井島先輩は死んだの・・・!?

サタ:何が悪い?世の中、弱肉強食。強い奴が弱い人間をイタズラに動かすのは当然なんだよ!

城野:・・・・・・・世の中弱肉強食なら、私があなたを殺しても文句はないわよね!?

サタ:お前が私を倒す?・・・・ハッハッハ!ハッハッハッハッハ!ハッハッハッハッハッハッハ!

俺がお前なんかに倒されるわけがなかろう。見よ!わが真の姿を!

(ゴゴゴゴゴ・・・・・)

城野:な・・・・奴のちんこが・・・でっかくなっている!?

サタ:ハハハハハ!これこそ我の真の姿!

城野:まさか・・・デリケアXはもう完成していたの!?

サタ:完成など、もうとうにしていたわ!ただ、ちんこはでかくなるが自身の肉体は強化されないため、井島とやらは死んだのさ。

しかし、お前にも投与したあの筋肉増強剤と併用すれば、でかいちんこを持つことができる!

そしてこれは最新型で、大きさを自在に操れるのだ!凄いだろぉ!?俺の最高傑作さ!

城野:ごちゃごちゃうるさいわね!!行くぞぉぉぉぉぉぉ!!

サタ:来いぃぃぃぃぃぃぃ!!









(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)(ぶらーん)









城野:はぁ・・・はぁ・・・・な・・・なかな・・・・か・・・やる・・・・じゃ・・・ないの・・・・

サタ:フン・・・・もう終わりか?

城野:そ・・・そん・・・な・・・・わけ・・・な・・・いじゃ・・・ないの・・・まだまだ・・・・ウッ!

サタ:もう体がガタガタじゃないか。ペニバンごときが本物のちんこに勝てると思ったのかい?これでトドメだ!うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

(ぶらーん)

城野:・・・グッ・・・・・・!(ヤバい!私、潰される!)







井島:(しっかりしろ城野!)

城野:(井・・・井島先輩?)

井島:(頼むから負けないでくれ城野!お前は俺の希望なんだ!)

城野:(私が・・・先輩の・・・希望?)

井島:(そうだ!だから・・・・お前には死んで欲しくない!生きて・・・お前の人生を歩んで欲しいんだ!)

城野:(じゃあ先輩も一緒に・・・)

井島:(・・・・・・俺はいけない・・・)

城野:(どうして?何でダメなの!?)

井島:(俺はもう死んでるからだ。俺は自分のちんこに・・・)









城野:このセクハラァァァァァー!!

(ぶらーん)

サタ:ぐはぁっっっ!!ク・・・クソォ!!まだそんな力が残っていたとは・・・

城野:は・・・はぁ・・・今・・・の・・・で・・・限・・・・界・・・・

サタ:フン。ならば今度こそ終いにしてやろう!喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

城野:・・・・グッ・・・・・!(ダメだ!今度こそやられる!!)









井島:(しっかりしろ城野!)

城野:(井・・・井島先輩?)

井島:(あぁそうだ!さっきはちんことか言ってすまなかった)









城野:どさくさに紛れてまた言ってんじゃねえかぁぁぁぁ!!

(ぶらーん)

サタ:ぐはぁっっっ!!・・・・くそぅ・・・・なぜだ!なぜ貴様はやられないのだ!もうすでに体力的には限界のはずなのに!

城野:もう・・・すでに・・・わ・・・私の体力は尽きているわ・・・

サタ:ならばなぜだ!なぜ死なない!

城野:私は・・・・私だけで・・・・出来ている訳じゃない・・・・・!ハァ・・・ハァ・・・・私を・・・思ってくれている人の・・・力も・・・私の・・・中に・・・あるの・・・!

サタ:こざかしい!次の一撃で終わりだ!

城野:・・・・・・(クソ!ダメだ、もう力が出ない!)









ちんちん大王:(待たせたな)









城野:テメェは誰じゃあぁぁぁぁぁぁ!!

(ドピュウッ!!)

サタ:ぐはぁ・・・・!何だこれは・・・?まさか・・・ザーメン!?ペニバンから出るはずのないものが・・・なぜ・・・・

城野:ごちゃごちゃうるせええええええ!!

(ぶらーん)(ドスーン!)

サタ:ぐはあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!死んだ!!





こうして、世界の平和は守られた。








(エピローグ)

え・・・・・何よこれえええ!?

「本日付で城野杏奈を退学処分とする。」ですって!?

なぜだ!?どこで何を間違えた!

なんでなの!?いじめを受けていたのは私なのに・・・

どうして滝沢昌美ではなく、私が退学処分を受けなきゃいけないの!?私はいじめられていた側の人間なのに!

クソッ・・・これも昌美のイジメなのね・・・なんて姑息なのよ・・・あの牝犬め!

昌美のようなクソビッチになりたくなければ、良い子のみんなはいじめなんて絶対しちゃだめよ!

もしいじめを起こしたら、私がペニバンであなたを潰しに行くからね!

バイバイ!
 

 

 

ランキング10位(同率) インタープラグ

八神 インタープラグが4期ぶりにC大会に帰ってきました!
綿谷 1年2カ月ぶりに帰ってきたぞ!見て!
八神 見逃すな!

漬物だったら良い頃合ですね インタープラグ!

コント/喫煙コーナー

 

 

八神 (ポケットから煙草を取り出す)

綿谷 (喫煙コーナーに入ってくる)

八神 (綿谷と目があったので軽く会釈をする)

綿谷 (会釈をしかえす)

八神 (ライターを取り出し、煙草に火をつける)

綿谷 (ポケットから煙草を取り出す)

八神 (煙草をふかす)

綿谷 (ポケットやカバンをまさぐる)

八神 (煙草の灰が落ちそうになったので灰皿に灰を落とす)

綿谷 (まさぐるのを止めて、申し訳なさそうに八神の方を見る)

八神 (綿谷に気付き、軽く微笑んでライターを取り出す)

綿谷 (煙草をくわえてライターに近づく)

八神 (ライターに火をつける)

綿谷 (煙草に火がつくが、火が強すぎて前髪が焦げる)

八神 (あわててライターを離し、綿谷に頭を下げる)

綿谷 (軽く手を振り、煙草を吸い始める)

八神 (綿谷を少し見ていたが、自分も煙草を吸い始める)

綿谷 (煙草を吸っているが、ときどき上を向く)

八神 (焦げた前髪が落ちていることを教えるかどうか迷っている)

綿谷 (思いっきり息を吸う)

八神 (いろいろ心配している)

綿谷 (煙草を吸い終わったので、灰皿に吸い殻を捨てる)

八神 (ライターのトリガーをプラスからマイナスにする)

綿谷 (再び申し訳なさそうに八神の顔を見る)

八神 (こちらも申し訳なさそうにライターを手渡す)

綿谷 (ライターを受け取る)

八神 (煙草の灰が落ちそうになったので灰皿に灰を落とす)

綿谷 (ライターを両手で包む)

八神 (綿谷が火をつけないのでキョトンとしている)

綿谷 (手を開くとライターが消えている)

八神 (少し驚いた後、拍手をする)

綿谷 (手を挙げて礼をする)

八神 (だが、自分のライターがなくなったので釈然としない)

綿谷 (ポケットからライターを取り出し、煙草に火をつける)

八神 (綿谷のポケットから出てきたのが自分のライターだったので、さらに驚く)

綿谷 (ライターを返す)

八神 (ライターを受け取り、良く見てみるがいつもと同じ使い捨てライターなので不思議がっている)

綿谷 (煙草を吸う)

八神 (感心した様子で綿谷を見ながら、新しい煙草に火をつける)

綿谷 (灰皿の灰が落ちそうになったので煙草に灰を落とす)

八神 (煙草の灰が落ちそうになったので灰皿に灰を落とす)

綿谷 (立ち上がり、喫煙所から出る)

八神 (2個前の綿谷の動きに今更疑問を感じる)

綿谷 (煙草を吸いながら、大きな箱を持ってくる)

八神 (いきなり箱が出てきたので戸惑っている)

綿谷 (箱のふたを開け、中には何も入っていないことを八神にアピールする)

八神 (興味深そうに箱を見て頷く)

綿谷 (八神に箱に入るように勧める)

八神 (少しためらうが、箱の中に入る)

綿谷 (箱のふたを閉める)

八神 (灰が落ちそうになるが灰皿がないので困っている)

綿谷 (箱を布で隠そうとしたが布がないので困っている)

二人 (困っている)

八神 (外に出ようとする)

綿谷 (箱の上に乗ってそれを防ぐ)

八神 (箱の内側からドンドン叩く)

綿谷 (箱の上でジャンプする)

八神 (ムキになってさらに叩く)

綿谷 (ジャンプを止めて思いっきり箱を叩く)

八神 (叩いているうちに、学生時代バンドでドラムをしていた時の血がうずきだす)

綿谷 (ジャンプしているうちに、学生時代家に引きこもって見ていた筋肉番付の池谷直樹の跳躍力を思い出す)

八神 (しかし、途中で息が切れそうになったのに加え、煙草の灰が鼻に入って悶絶する)

綿谷 (しかし、昨日飲み過ぎたのに加え、結局1番すごいのは室伏広治だと気づいて幻滅する)

八神 (ここまでしても出れないのは、外で何かがあるんじゃないかということに勘付く)

綿谷 (八神が静かになったので、身構える)

八神 (息を潜める)

綿谷 (冷や汗が流れる)

八神 (ドラムロールが聞こえてくる)

綿谷 (箱から飛び降り、箱の裏側に隠れる)

八神 (箱にいきなり衝撃が走り驚く)

綿谷 (ポケットから銃を取り出し、応戦する)

八神 (さっきのドラムロールだと思っていた音が機関銃の音だと気づく)

綿谷 (弾が切れたので、充填する)

八神 (なぜ、綿谷が自分をかばうのかを考え始める)

綿谷 (相手の銃弾により、銃を弾かれる)

八神 (それ以前になぜ、綿谷が銃を持っているのかを考え始める)

綿谷 (一旦機関銃が止まったが、自分の終わりを悟り始め、最後の煙草を吸おうとする)

八神 (それ以前になぜ、機関銃がこんなところにあるのかを考え始める)

綿谷 (ポケットやカバンをまさぐる)

八神 (それ以前になぜ、綿谷がこんなでかい箱を持ってきたのかを考え始める)

綿谷 (まさぐるのをやめて申し訳なさそうに箱を見る)

八神 (いろいろ考えているうちに灰がこぼれそうになっていたのを思い出す)

綿谷 (箱のふたを開ける)

八神 (箱の中から綿谷を見上げる)

綿谷 (申し訳なさそうな顔をする)

八神 (状況をのみこみ、ライターを差し出す)

綿谷 (ライターを借りて、煙草に火をつける)

八神 (灰が落ちそうになっている煙草を指差す)

綿谷 (灰皿を八神に差し出す)

八神 (灰皿に灰を落とす)

綿谷 (大きく吸う)

八神 (さっきよりもいろいろ心配している)

綿谷 (煙草を吸い終わったので、灰皿に吸い殻を捨てる)

八神 (28個前の綿谷の動きに再び疑問を感じる)

綿谷 (息をひそめる)

八神 (再び機関銃の音が聞こえる)

綿谷 (軽く笑って、最後の瞬間を迎えようとし、目を閉じる)

八神 (立ち上がる)

綿谷 (何も起きない)

八神 (銃弾をすべて受ける)

綿谷 (目を開く)

八神 (ゆっくりと崩れ落ちながら、俺が銃弾受けたところで、このコント全然受けないんだろうなぁ〜とか思っている)

綿谷 (驚いて箱の中に入る)

八神 (煙草をふかす)

綿谷 (涙が目にたまる)

八神 (煙草を吸い終えて、何かを呟く)

綿谷 (八神の口に耳を近づける)

八神 (綿谷に何かを伝える)

綿谷 (涙をこらえ、頷く)

八神 (自分の吸っていた煙草を綿谷に手渡す)

綿谷 (八神から煙草を受け取り、反対側に火をつける)

八神 (ゆっくりと目を閉じる)

綿谷 (煙草を機関銃の方向へ投げ、箱のふたを閉める)

八神 (機関銃のあった方向から、ものすごい爆発音が聞こえる)

綿谷 (箱のふたを開ける)

八神 (もう、何も聞こえない、何も見えない)

綿谷 (箱から出て、八神の亡骸を見つめる)

八神 (なんだか笑っているようだ)

綿谷 (箱に自分の持っていた煙草と、借りたライターを入れてふたをする)

八神 (静かに眠っている)

綿谷 (箱の子窓を開け、八神の鼻の穴に綿をつめようとしたが、綿がなくて困っている)

八神 (静かに眠っている)

綿谷 (綿の代わりに煙草をつめてみる)

八神 (魂が体から離れ、天に昇り始める(天使っぽい輪っか付き))

綿谷 (これはあんまりにも滑稽なので、鼻から煙草を取り出す)

八神 (最後に改めて自分の亡骸を見ようと振り返る)

綿谷 (俺の名前綿谷だから俺が入ればいいんじゃねとか?とか思ったが、流石に思いとどまる)

八神 (俺の遺体に何でぐいぐい顔を押し当てているのか疑問に思っている)

綿谷 (やっぱり、これは有りなんじゃないか?と思ってあえて鼻に煙草をつめる)

八神 (煙草が鼻に突っ込まれた自分を見て思わず噴き出す)

綿谷 (こうなればノリだと思って、鼻につめた煙草に火をつけてみる)

八神 (いやいやいや、それは駄目だろとか思っている)

綿谷 (背後からさっきを感じて振り返る)

八神 (般若のような形相)

綿谷 (もう片方の鼻の煙草に火をつける)

八神 (俺に気付いたわけじゃねえのかよ!と思っている)

綿谷 (小窓を閉めて、霊柩車に棺桶を乗せる)

八神 (火葬場に着く前に遺体が燃えないかどうか不安になっている)

綿谷 (霊柩車に乗り、クラクションを鳴らす)

八神 (軽く会釈をするが、当事者もこの反応でいいのかと疑問を持っている)

綿谷 (霊柩車から火の手が出る)

八神 (さっきの火が燃え移ったのかぁとか思っている)

綿谷 (火の手が運転席までまわってくる)

八神 (どうしようもないのでポケットから煙草を取り出し一部始終を見ていたら、何かがこちらに向かってくる)

綿谷 (八神に近づいてくる(般若のような顔))

八神 (綿谷と目があってしまったので軽く会釈をする)

綿谷 (会釈をしかえす(般若の輪っか付きのような顔の天使))

八神 (ライターを取り出し、煙草に火をつける)

綿谷 (ポケットから煙草を取り出す)

八神 (煙草をふかす)

綿谷 (申し訳なさそうに八神を見る)

八神 (軽く微笑んでライターを渡す)

綿谷 (ライターを受け取り煙草に火をつけ、ライターを返す)

八神 (ライターを受け取る)

二人 (天に昇っていく)










八神 「天国に灰皿ってありますかね?」

綿谷 「さあ・・・あ、前髪焦げてる・・・。」
 

 

 

ランキング2位 優しい朝の光に包まれて

木下:楽しく楽しくネタづくりが出来ました
山田:冷静な気持ちを捨てて感覚で見てください

こういう前置き言うときは大抵クセのあるネタです 優しい朝の光に包まれて!

コント/デブでブサイクな幽霊がとり憑いてて尚且つ複雑な家庭状況で云々

 

木下:あぁ〜もうこのマンションに引っ越してきて1週間か〜
   曰くつきとか言ってたけど特に何も起きてないし、家賃安いしここ借りて正解だったな〜!

(ぽたっぽたっ)

木下:ん?なんだ?
   …うわっ!雨漏り!?まじかよ…ってあれ?ここ10階建ての4階だよな…
   …え?(上を向く)

山田:(天井に張り付いてる山田)あぁ…こんちは…じゃなくてごっつぁんです!
   いやーすいませんね、この時期暑くて暑くて…

木下:…え誰!?デブ…ブサイ…え、誰!?
   これ汗…デブ…え、汗…え、誰!!?

山田:やっぱ4月ともなると汗だくになりますよね〜…ごっつぁんです!

木下:え、まだそんなに暑い季節でも…デブキャラ…
   …とってつけたようなデブキャラ…え、誰!!!?

山田:山田です!ごっつぁんです!

木下:デブ山田…え、ヤマデブ…え、誰!!!?

山田:あ、数ヶ月前にこの部屋で自殺して今は幽霊やってます!
   いわゆる曰くです!「いわ」がかかってます!いや、デブだけど岩じゃないよ〜!ごっつぁんです!

木下:めんどくさっ!…こいつめんどくさっ!っていうかこいつだr…幽霊!?自殺!!?
   憑いてた曰くってあんた!?

山田:どうも、曰くです!ごっつぁんです!

木下:あのごめんだけど、まだ心の整理ついてないからごっつぁんです!を頭に散らかしてくのやめてくれないかな…
   えっと…自殺…したんだよね?

山田:練炭です!ごっつぁんでした!

木下:食べたわけじゃないんだよね!?
   そっか…っていうかとても死ぬ理由があったようには見えない位明るいんだけど…

山田:明るいのは脂汗のせいです!ごっつぁんです!

木下:いや、見た目の話じゃなくて!!っていうか脂汗は脂汗でさっきからポタポタ垂れてきてうっとうしいけどさ!
   性格的な面の話ね!えっと…こんなこと聞くのもなんだけど何でまた自殺なんてしたの?

山田:はい!母親が17人に増えたからです!ごっつぁんです!

木下:複雑さ加減が豪快過ぎてちょっと原因特定しきれない!
   まぁ…その家庭環境が原因てことだね…?
   でも、ここ一人暮らしだったんでしょ?

山田:母親の内13人はモンゴル人だったので一緒に暮らせませんでしたが残りの日本人2人とバングラデシュ人2人とは
   一緒に住んでました!ごっつぁんです!

木下:情報量多くて状況が一切頭に残らない!もう幽霊とこんなに対等に話してるのとか気にならないレベルで頭に残らない!!
   …えっと、まぁ要するにこの部屋に住んでる時も家庭のいざこざは有ったと…
   で、なんでまだこの部屋に取り憑いてるの?

山田:この部屋に死んだはずの本当の母親が要ると聞いたからです!ごっつぁんです!

木下:17人の中に本当の母親居なかったの!?死んでたの!?ごめん、複雑すぎて軽々しく聞いたの申し訳なくなってきたわ!
   ごめんね!本当にマジでごめ……あれ!?この部屋もう1体とり憑いちゃってる感じ!?
   んで、とり憑いてる2体間になにやら複雑な家庭事情ある感じ!?

山田:そんな感じです!ごっつぁんです!

木下:気まずいし、怖いしパニックだよ!!
   その本当の母親とやらはなんでここに居るってわかるの!?

山田:はい!4年前にここで自殺したからです!ごっつぁんです!!

木下:え、何ここ自殺の名所かなんかなの!?

山田:らしいです!実際僕にはあと5体見えてます!ごっつぁんです!

木下:5体!?
   ってことは計6体は確定中!?計算あってる!?1+5だから…うん、6体確定中!?
   どんなのが見えてるの!?

山田:はい、死んだはずの義兄と死んだはずの義妹と死んだはずの従兄と死んだはずの姪と死んだはずの犬のポチザウルスがいます!ごっつぁんです!

木下:お前の一族ボロッボロ!?誰一人として直属の兄弟がいないのも気になるけど!!
   え、お前の一族代々ここで自殺するしきたりでもあんの!?
   この部屋ってお前の一族の生贄なきゃ滅ぶとかそういうシステムなの!?

山田:あ、今死んだはずの本当の母親も見つかりました!ごっつぁんです!

木下:はい、7体確定しましたー!
   7体の幽霊一族に今私は囲まれております!非常にパニックです!!

山田:全員屋根に張り付いてます!ごっつぁんです!!

木下:屋根に幽霊の絨毯完成してんの!?もうまともに上見たくないよ!今日からうつぶせで寝てやる!!

山田:ちなみに、義兄がスウェーデン人で義妹がトルコ人、従兄が韓国人で…!

木下:なんで国籍がバラバラなの!?
   どうして親にもいなかった国籍ばっか出てくるの!?

山田:姪が火星人です!ごっつぁんです!

木下:…地球へようこそ!!いや駄目だ!無理だ!こればっかりはウェルカム無理だ!!
   なんで異星人が一親等に存在してんだよ!
   んで異星人の亡骸が何でこの部屋に取り憑いてんだよ!!
   もう情報処理しきれねぇよ!!

山田:ポチザウルスはマグカッププードルです!ごっつぁんです!

木下:あらやだかわいい

山田:というわけで一族纏めてここでお世話になります!ごっつぁんです!!

木下:無理だよ!出てけよ!!何で俺が出ていかないかと言うとお金が無くて別の家借りられないからだよ!

山田:じゃあルームをシェアするしかないっすね!ごっつぅあんでぇぇす!!

木下:やだあああああああ
   おばけとルームシェアしたくないよぉぉぉ!!

山田:あ!今セーシェル人の叔父の霊も来ました!ごっつぁんになります!

木下:増えたぁぁぁぁ!知らない国の知らない人の幽霊が増えたぁぁぁぁぁ!!

山田:え…ふむふむ…もしかしてあなた木下さんですか?ごっつぁんですか?

木下:いや、ごっつぁんではないけど…木下だよ、うん。

山田:ふむふむ…ごっつぁごっつぁ…

木下:ごっつぁごっつぁに突っ込んだら負けだと思った

山田:どうやら木下さんは僕の実の弟だそうです!ごっつぁんでぇす!

木下:え、マジで?……え、マジで!?うっそ、えマジで!?
   何これ!?え、俺ごっつぁんですとか言わなきゃ駄目!?駄目なの!?ごぉぉっつぁぁんでぇっぇぇぇすぅぅぅ!!

山田:しかもロシア人だそうです!ごっつぁんです!

木下:Не могу справиться!
 

 

 

ランキング6位 ガンバラナイズ

五竹:ここで皆様に言っておかなければならないことがあります・・・大変言いにくいんですけど僕達・・・頑張ってます。
小村:バレてるけどね!

マジかよ(膝から崩れ落ちる) ガンバラナイズ!

漫才/マッチと少女とおじさん

 

小村:どうもガンバラナイズです。

五竹:そして私が誕生日ケーキにマッチを立てる五竹です。

小村:ろうそくにしとけよ!短いしなんかムード出ねえし!

五竹:俺好きな話あるんだけど名前が思い出せなくてさ・・・あの・・・何とか売りの少女ってやつ。

小村:マッチだよ!お前がたった今ケーキに刺してる宣言してたやつだよ!何故さっき言ってたのに分からない!?

五竹:マッチ売りの少女?そんなだったっけ?あれだよ?マッチを売る少女のお話だよ?

小村:マッチを売る少女のお話だからマッチ売りの少女なんだよ!マッチを売る少女なんてほぼ答えじゃねえか!なんでそれ分かってんのに分かんねえの!?

五竹:まあ今日はそれを話しにきたから。

小村:今日話す予定だったんなら事前にタイトル思い出しとけや!

五竹:「マッチはいりませんか?マッチはいりませんか?」
   少女の声が冬の乾いた空気に僅かな潤いを与えながら伝っていく。

小村:そんなオシャレな始まりだっけ!?「あるところに」みたいな始まりじゃなかったっけ!?

五竹:少女は寒さで死んでしまう類の人間でした。

小村:皆そうだよ!別に先に言っとかなくても寒さで死ぬことに疑問抱くやついねえからな!

五竹:少女は韓国人としては非常に珍しく右利きでした。

小村:韓国の利き腕事情よく知らねえけど全く珍しくないよね!?あとこれ韓国の話だったの!?

五竹:少女は家で使わない大量のマッチをフリーマーケットの一角でのんびりと売っていました。

小村:必死さが伝わらねえ設定付足さないで!この後死んじゃう時に違和感がすげえから!

五竹:少女の母親が今晩冷やし中華を作ってくれると言っていたので少女は楽しみにしていました。

小村:寒い日の夜に食べたくないだろ!?というか普通に暮らせてんの!?食べる物とかなくて死んじゃうんじゃねえの!?

五竹:少女は冷やし中華が大好きでした。でもゾウさんの方がもっと好きでした。

小村:昔あった引っ越し屋のCMじゃねえか!というか比較対象がおかしいだろ!

五竹:少女はゾウさんの唐揚げが一番好きでした。

小村:ゾウさん食っちゃうの!?ちゃんと食べ物として比較してた!?というか早く話進めてくれよ!!

五竹:少女がマッチを売っていると積乱雲似の中年が近づいてきました。

小村:積乱雲似!?全く人間としての画が浮かんでこねえけど!?背が高いってことかな!?

五竹:中年は少女に言いました。
   「そのマッチ、ハウマッチ?」
   少女は寒さで死んでしまいました。

小村:ええ!?どういうこと!?寒さで死んでしまう類の人間ってこういう寒さのことだったの!?
   いや、マッチ売りの少女こんなじゃねえよ!?

五竹:ところ変わってあるところに寒さで死んでしまう類の少女がマッチを売っていました。

小村:何!?話続くの!?さっきも聞いたような嫌なワード入ってるけど!?

五竹:少女がマッチを売っていると一人の中年が近づいてきました。

小村:また中年!?もう嫌な予感しかしねえ!おっさん変なこと言うなよ!

五竹:中年は少女に言いました。
   「そのマッチ、ハウマ
   少女は全力で逃げました。

小村:危ねえ!ハウマッチおじさん来るんじゃねえよ!

五竹:逃げる少女に向かって中年はキムタクとは程遠い顔で言いました。
   「ちょ待っちよ!」
   少女は寒さで死んでしまいました。

小村:ハウマッチじじい何してんだよ!?ダジャレが言いたくて仕方ない類の人間なのか!?

五竹:ところ変わってあるところに寒さで死んでしまう類の少女がマッチを売っていました。

小村:まだ続くのな!

五竹:少女がマッチを売っていると一人のハウマッチおじさんが近づいてきました。

小村:もうハウマッチおじさんって言っちゃってるよ!ハウマッチ言うの決定じゃねえか!

五竹:ハウマッチおじさんは少女に言いました。
   「マッチおいくらですか?」

小村:言わなかった!ハウマッチおじさんなのに!?

五竹:少女は言いました。
   「1本20ウォンです。」

小村:ところ変わってもずっと韓国だったんだな!?

五竹:ハウマッチおじさんは言いました。
   「マッチの話。1本20ウォンは高いんだそうなんだ間っ違いない。」

小村:長井秀和ダジャレぶっ込んできやがった!

五竹:少女は耐えました。

小村:耐えた!!!よくやった!!!

五竹:ハウマッチおじさんは続けました。
   「歌うから安くしてよ。マッチは今〜眠りの中〜♪」

小村:続けざまにアッコさんダジャレきやがった!ハウマッチじじいうざってえ!

五竹:少女は耐えました。

小村:よし!!!頑張れ少女!!!

五竹:ハウマッチおじさんは渾身の力で言い放ちました。
   「さあ歌ったよ。これでマッチ、ハウマッチ?」

小村:耐えろ!!!これで多分ラストだ!!!

五竹:あ!この話のタイトル思い出した!

小村:いいとこで切るんじゃねえよ!タイトルはさっき俺が言っただろうが!早く続きを!

五竹:「これでマッチ、ハウマッチ?」
   少女は絶えました。

小村:よっしゃあ!!!耐え・・・絶えた!!?同じ読みで逆の結果にしやがった!?一瞬喜んじゃったじゃねえか!
   というかハウマッチじじい何なんだよ!?

五竹:ところ変わってある極寒の地に寒さで死んでしまう類の少女がマッ・・・少女は寒さで死んでしまいました。

小村:普通に寒さで死んじゃったの!?その物語を聞かせろよ!おそらくそれが本物のマッチ売りの少女だから!

五竹:ところ変わってあるところに寒さで死んでしまう類の少女がマッチを売っていました。
   そう、寒さで死んでしまう症状の少女がね・・・少女は寒さで死んでしまいました。

小村:お前のせいじゃねえか!語りの部分のダジャレで死ぬってどうなってんだよ!?

五竹:ところ変わってあるところに寒さで死んでしまう類の少女がマッチを売っていました。

小村:何人の少女の死を聞き届けなきゃいけないんだよ・・・

五竹:ところ変わってあるところに寒さで死んでしまう類の少女がマッチを売っていました。

小村:少女死なずにところ変わった!?いや、死ななくてよかったけど!

五竹:少女がマッチを売っているとハマチおじさんが近づいてきました。

小村:またハウマッ・・・ハマチおじさん!?誰だ!?

五竹:ハマチを両ひじ両ひざに乗せてハマチおじさんが近づいてきました。

小村:ひじとひざ!?どんな体勢で近づいてきてんの!?怖い怖い!

五竹:少女はハマチおじさんに言いました。
   「そのハマチ、ハウマッチ?」
   ハマチおじさんは寒さで死んでしまいました。

小村:ハマチおじさんも寒さで死んじゃうの!?というかそれ寒さで死んじゃう少女が放つ言葉じゃねえだろ!?

五竹:少女は寒さで死んでしまいました。

小村:ほら!自分の生態よく考えろよ!自分で言ったダジャレで死ぬって最悪だよ!

五竹:ところ変わってあるところに寒さで死んでしまう類の少女がマッチを売っていました。

小村:というかマッチ売りの少女はなんで皆寒さで死んじゃう類なの!?

五竹:少女がマッチを売っているとハウマッチおじさんが近づいてきました。

小村:また出やがった!?もうなんかこれだけ出てくるとハウマッチおじさんにハマッちまうなんてな。

五竹:少女は寒さで死んでしまいました。

小村:俺のダジャレで死んじゃった!?いや、なんで話の外からの寒さで死んじゃうんだよ!?

五竹:ところ変わってあるところに寒さで死んでしまう類のショージ(村上)がマッチを売っていました。

小村:村上ショージさん!?寒さで死んでしまう類のショージさんなんていねえよ!だいたい何でマッチ売ってる!?

五竹:ショージがマッチを売っていると一人のハウマッチおじさんが近づいてきました。

小村:展開が危なすぎる!芸風が芸風だから自爆もあるからな!

五竹:ハウマッチおじさんはショージに言いました。
   「そのマッチ・・・ハウマッチ?」
   「あっはっはっはっ!面白いこと言いますやん!」

小村:ウケちゃった!?確かにあの人そういうの好きそうだけど!

五竹:ところ変わってあるところに寒さで死んでしまう類の少女がマッチを売っていました。

小村:何事もなく終わった!?寒さで死んでしまう類のマッチ売りのショージさん生き延びた!?

五竹:しかしマッチは一向に売れず、ソウルの街は日が暮れ、次第に人もいなくなってしまいました。

小村:おお、なんかちゃんとしたマッチ売りの少女っぽいのになった!舞台は相変わらず韓国だけど!

五竹:少女は寒さゆえにマッチに火を点けました。
   すると火の中に一人の中年が浮かび上がってきました。

小村:・・・まさか?人の頭の中にまで出てきやがった!?

五竹:中年は言いました。
   「ドゥーン!」

小村:ショージさんだった!?ハウマッチおじさんじゃなかった!?

五竹:少女は寒さで死んでしまいました。

小村:結果同じだった!いや、失礼だろ!

五竹:めでたしめでたし。

小村:やっと終わった・・・というかめでたくねえよ!大量の少女とハマチおじさんが死んだだけじゃねえか!ショージさん生きてよかったなぁぐらいだよ!

五竹:どうだった?「ライター売りの少女」。

小村:え!?何それ!?マッチ売りの少女じゃなかったの!?ライターなんか1回も出てねえよ!?

五竹:だからマッチ売りの少女って何なんだよ?
   これはライターの売上を伸ばすためにライター売りの少女の父親のミスター・ハウマッチがマッチ売り撲滅を図る物語だよ。

小村:すげえ黒い物語じゃねえか!ハウマッチおじさんそんな目的抱えてたの!?ハウマッチおじさんと関係なく何人か死んでたけど!?
   というかこの話が好きな意味が分かんねえよ!

五竹:好きな理由は俺がマッチ大嫌いだからだよ。マッチとか触っただけで吐き気するから。

小村:お前ケーキにマッチ刺してんじゃねえのかよ!?

五竹:じゃあ次は「火打石売りの少女」の話を

小村:いつの時代の話だよ!?もういいわ!

二人:どうもありがとうございました。
 

 

 

 

ランキング10位(同率) ブラッシュ・シューズ

PC3割携帯7割。
これでチャンピョンに近づいたと思います。

まぁもうろくでなしモバイル主義が前回チャンプだからねぇ ブラッシュ・シューズ!

(紙芝居)現代物語草案

 

出版会社「音義社」の社長「荒井 鳴」は焦燥していた。業績に陰りが見え始めていたのである。




先見之明がある鳴は今までいくつもの流行を生み出し出版会の一線を担ってきた。


しかしそんな鳴も衰えはやってくる。


鳴「ジェエェイソンキャップか・・・」


沖長「鳴、巻き舌のせいで13日の金曜日用の被りものみたいになってますよ。」


鳴「なぁ、オッキーナ。」


沖長「鳴、仕事中にその呼び名で呼ばないでくれ。」


鳴「小人の物語からフィギュアブーム、若い坊主の話から虎狩りブームを輩出した私だが」


沖長「後者はブームになったらまずいですよ。とんちじゃないんですか?」


鳴「そろそろ限界が来ているらしい。」


沖長「そんなさびしい事言わないでおくれよ。
   じゃあ一発勝負かけてみようじゃないか。」


鳴「いまさら若者の奇抜なアイディアには叶わないよ。」


沖長「別に奇抜なアイディアじゃなくていい。
   敢えて奇をてらうんだ。古典的な方法で。」


鳴「ハニワ?」


沖長「昔の本でもハニワプレゼントはないと思うよ。
   オーディションだよ。鳴。新しいスターを見つけよう。
   私の力と鳴の力がこれほど必要な仕事もないでしょ。
   これで駄目なら諦めよう。」


鳴「分かった。でもやるからには全力だ。まずは頼むよ、オッキーナ。」


沖長「仕事中は沖長でお願いします。」









秘書の沖長ことオッキーナは容赦しない。
鳴と同じように彼もまた人を見る力に長けている。
長年筆跡、写真を見てきた彼にはそれらがオッキーナに語りかけてくるというらしい。
この出版社でいくつもの人物を輩出したことは鳴の手腕ばかりが目立つが、
彼の働きがあってこそなのだ。そんな彼もまた鳴という人物を妻として選んだのだ。



こうして始まった、音義社男性モデルオーディション。
1次の書類選考。オッキーナが目を光らせ、書類の山をバッサバッサと切り捨てていく。
残るは目に適った人材のみ。まるでならされた芝の様。
この1次審査だけで残れるのはわずか0.1%のみである。



この1次審査を通った一握りがすぐさま最終審査にかけられる。審査をするのは鳴。特技やアピールをするのではなく、鳴がひたすらに質問をするという異色のスタイル。
鳴の厳かで力強い声は、相手を圧倒する。鳴はまず自分に対し恐れを抱かない人物こそふさわしいと考えていた。
鳴の放つ雰囲気に飲まれたら最後、あとは落とされるだけ。洗濯に付着する汚れと同じ運命である。




こうしてオーディションとしては異例の1週間で全ての審査を終えた。そして音義社専属モデル「桃井 タロ」が誕生した。


タロは決して他のモデルに比べれば華やかさでは劣るかもしれない。
鳴がそれ以上に目をつけたのが、彼の無尽蔵の体力と人間性であった。
大学時代カヌー部だったというタロ。人一倍努力をしていて、ほかの部員が帰った後もコーチに 頼みこみ川でずっとどんぶらこしていたそうだ。
部からの信頼も厚く。責任感も強い。それでいて明るいムードメーカーであるというのだからこれほど人の前に出るという仕事にあった人材はいないだろう。



鳴はタロ専用特別プログラムを立てた。カヌー部で鍛えた体力を見込んでの超過密スケジュール。
アピールと育成を同時におこなう。鉄は熱いうちに打つのなら、話題は消えることなく呼び続ける。
タロは見事にそのスケジュールをこなしすくすくと芸能スキルを育てていった。


そんなタロに鳴はあるプレゼントの準備を整えていた。



鳴「プロデューサーお久しぶりです」


番組P「お、鳴さんじゃないですか。お久しぶりです。」


鳴「フィギュアブームのときはお世話になりました。あれだけ無謀な売り込みをしてしまって。」


番組P「なぁに、出版部数、視聴率、ホビー会社の売上、
    この3つの業績を上げた発起人に対して敬意を払わないなんて失礼ですよ」


鳴「結果論です。失敗したらフィギュアのように縮こまって、
  業界の人から針のような目でちくちく刺されながら活動しなくなってましたから。」


番組P「またまたご謙遜を!さあさ、どうぞ。」


(鳴、番組P応接室へ)


番組P「で、話というのは?」


鳴「新しい戦隊ヒーローシリーズに売り出し中のタロを使ってほしい。」


番組P「桃井タロですね。構いませんよ。」


鳴「あらあっさりと承諾してくれましたね」


番組P「別に貸し借りってわけではないですよ。
    むしろ鳴さんの力を信じてるって方ですね。」


鳴「ありがたいねぇ。実はプランも考えてるのですが」


番組P「やけにはりきってますねぇ。アイドルの宣伝に加え持ち込みまでとは。
    鳴さん親バカのスイッチ入ってるんじゃないですか?」


鳴「そうかも知れないねぇ。夫婦揃って仕事バカだったからねぇ。
  まぁ本当の息子が出来たというより孫かね。だから祖母バカですかね。」


番組P「老け込むには早いですよ鳴さん。で、内容はどんな感じに?」


鳴「まず4人組にしたいと。」


番組P「え、それはちょっとおかしくないですか?」


鳴「何か問題でも?」


番組P「鳴さん、貴方は所属のモデル『桃井タロ』を主役として推したいんですよね?」


鳴「はい。」


番組P「ならば変身シーンを考えていただきたいんです。
    あのシーンはそこはかとなくうまくバランスが取れているんです」


鳴「といいますと?」


番組P「メンバーが奇数の場合、主人公であるリーダーが中心に、
    そして両端に均等なバランスで配置出来るんです。
    故にリーダーにスポットが当てやすく他のメンバーの疎外感も少ない。」


鳴「なるほど」


番組P「しかし偶数の場合はどうか。リーダーの位置は中心線の右か左にずれてしまうため、
    リーダーの存在感が薄れてしまう。かといって中心線に持ってくると、
    左右のバランスが崩れてあたかもメンバー内の序列が出ているような錯覚を受けやすいんです。」


鳴「ああ、黄や緑の事ですね。」


番組P「鳴さん・・・ぶっちゃけすぎです。
    彼らに罪はないんです。彼らが好きだっていう子だっているんです。
    でも子ども達はそういった嗜好でも変なのと罵ることだってあるんです。
    だからそういった弊害を少しでもなくす形でないといけないんです。」


鳴「そうだったんですね。知識がかけていました。
  お恥ずかしい限りです。でも・・・」


番組P「でも?」


鳴「なんというか、4人組じゃないとしっくり来ないんですよ。」


番組P「いやいや、鳴さん、そんなこと言われましても困りますよ・・・」


鳴「そして色というよりも、動物で分けたいんですよねぇ」


番組P「うーん、ちょっと内容聞かせて貰えます?」


鳴「いいですよ」







番組P「ふーむ、なるほど。これなら鳴さんの納得のいくアイデアがありますよ。」


鳴「本当かい?」


番組P「ええ。ちょっとストーリー作りますんでお時間いいですか。」


鳴「いいですよ。あ、そうそう。」


番組P「ん?」


鳴「話が長引くだろうと思ってお菓子を用意したのを忘れてました。」


番組P「わざわざすいませんねぇ。ほぅ、きびだんごですかぁ。」


鳴「私のお手製です。」


番組P「ん、んまいですねこれ!」






その後、鳴と番組プロデューサーによる綿密な打ち合わせにより作品は完成した。
そして「桃井タロ」を主演の戦隊ヒーロー「勧善懲悪セイバイジャー」がスタートした。
制作、視聴率ともに良好であった。
しかし、突然アクシデントが起こる。
タロと同じ戦隊メンバーが撮影中の事故で怪我を負ってしまい、撮影が中断となってしまった。
しかも、完治までに話のストックが切れてしまうらしい。
番組は打ち切りの危機を迎えた。
鳴は途方に暮れながらも打開策を探した。
ここまで順風満帆だった計画がこんな形で破綻することに納得出来るわけがなかった。

そして鳴は大きな賭けに出る。


〜〜〜

『勧善懲悪!セイバイジャー!!!』



〜前回までのあらすじ〜

予算怪人「ゼイフエルフ」に辛くも勝利したセイバイジャー。
しかし代償は大きくイエロー、グリーンが暫くの間、戦闘不能になってしまう。
この期を逃すまいと、ワルヤーク軍団は「鬼兄弟、裂と轟」を送り込んだ。
果たして最大のピンチにリーダーピンクはどうたち向かうか!?

〜〜〜〜〜

「第27話 孤独などない!仲間とともに!」


轟「ケッケッケ、セイバイジャーピンク、お前一人では何もできまい!」


タロピンク「く、くそう、これまでなのか・・・」


?「ピンク、あなたは一人じゃない!」


裂「だっ、誰だ!」


鳴レッド「いつもはしがないロボ研究員、しかしベールを脱げばセイバイジャーレッド!」


オッキーナホワイト「オッキーオーオキキオ!(セイバイジャーホワイト!)」


タロピンク「レッド、オッキーナ!」


オッキーナ「キオ、オキキオッキオキキ!(いや、ホワイトって呼んで!)」


轟「レッドにオッキーナだと?」


オッキーナ「オキキオ!(ホワイト!)」


裂「おばさんとオッキーナが増えたところで変わらんわ!!」


オッキーナ「オキキオ・・・(ホワイト・・・)」


鳴レッド「ナメた口を聞くじゃないの。いくわよピンク、オッキーナ!!」


タロピンク「おぅ!!」


オッキーナ「オキ・・・(おう・・・)」


裂「オラオラ!」


鳴レッド「くっ!隙のない攻撃だこと!」


タロピンク「レッド!気をつけて!」


轟「よそ見してていいのか?」


タロピンク「くっ!チャンスはないのか・・・?」


鳴レッド「ワッ!?」


裂「もらったー!!!」


オッキーナ「オキナワ!!(危ない!!)」


轟、裂「!?」


タロピンク「!今だ!レッド!オラァアッ」


鳴レッド「そりゃあ!」


轟「グハァッ!!しまった!(ワって言った!あいつワって言った!)」


裂「くっ!!(オとキとナとしか言ってなかったのに!)」


オッキーナ「(ワって言えた)・・・」


タロピンク「さぁ形勢逆転だ!」


轟「むぬぬ、仕方ない裂!」


裂「おうよ!いでよオニガシマン!」


オニガシマン「ガシマーン!!!」


タロピンク「な!巨大ロボだと!?」


鳴レッド「心配ないわピンク!こちらも巨大ロボはあるわよ!」


タロピンク「え!完成したんですか?」


鳴レッド「ええ!オッキーナ!!」


オッキーナ「オキナー!!(いでよー!!)」


イヌン「ついに我々の初陣だワン」


サルン「しかしこのネーミングセンスなんとかならないっキー?」


キジン「ごたごた言ってねぇでいくぞ」


イヌン「ワン!」


サルン「キー!」




(ドドドドド・・・・・)




タロピンク「来た!」





(ガシン、ガキン、ガッシャーン!!)


説明しよう!キジンがオニガシマンを破壊したのだ!!




タロピンク「・・・・つよ・・・・」


キジン「ふーこんなもんか」


イヌン「さすがキジンの兄貴だワン!」


サルン「お疲れ様です。帰ったらマッサージしますっキー!」


キジン「おめぇらも、早く俺みたいになれるよう精進するんだぞ」


サルン「キー!!」


イヌン「ワン!!」


タロピンク「俺達の戦いって・・・」



オッキーナ「・・・!オキナ!オッキキーナ!(・・・!ピンク!あれを見てくれ!)」


タロピンク「鬼兄弟の武装が剥がれ、!? あ、あれはゴールドとシルバー!?」



金「う、うーんあ、あれ俺たちは?」


鳴レッド「ワルヤークに操られていたのね。この武装、洗脳装置がついてるわ。」


銀「な、なんだって!?」


タロピンク「ああ、今イエローとグリーンがワルヤーク軍にやられ大変な状態なんだ」


金「・・・申し訳ない、俺達が操られたばっかりに・・・」


タロピンク「そんなことない。」


銀「いや、俺達にも責任はある・・・だから一緒に戦わせてくれ!」


オッキーナ「オキオナ!!(もちろん!!)」


タロピンク「あ、ありがとう!!」



こうして金と銀と いう仲間という財宝を取り戻した一向。
しかし、これはまだ戦いの序章にすぎないのです。



まだ敵の親玉の正体がつかめていない今、
                   彼らは戦うしか道はないのです!




                                 つづく



〜次回予告〜



金「そういえば、俺のアニマルのベア丸はどうした?」


オッキーナ「それが東の森の番長に・・・」※オッキーナは変身前だと普通に喋るよ!


金「なんだって!?こうしちゃいられねぇ!」


タロピンク「いや、金!私たちも・・・」


金「くるな!!あいつの気持ちが分かるのは俺だけだ!!」


オッキーナ「・・・」


銀「そういえば、俺のアニマルのシルバーウルフは ・・・」


オッキーナ「それが東の森の」


銀「俺のも!?」


オッキーナ「捕食者に」


銀「捕食者!?」


鳴レッド「ここは私に任せなさい。」


銀、オッキーナ「レッド!?」




突如、赤い頭巾を身にまとい、東の森の長老の小屋に行くと言ったレッド。果たしてその作戦とは一体!?




次回「マサカリ炸裂!ベア丸との絆を取り戻せ!」
  「レッドの知略!対決!岩食い狼!!」の2本です!!


銀「あれ?呼び名が自主的じゃなくて故意な気が・・・」


タロピンク「気のせい気のせい!」


オッキーナ「それにしてもレッドの赤ずきんかわいいから捕食者になりたいのう・・・」


タロピンク「朝8時に何言ってんだよ!!」




            次回もお楽しみに!!!




こうして、打ち切りの危機を免れたチーム音義社は幸せに芸能生活をするのでしたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

B:以上で皆さんの熱演が終了しました!この中からファイナルに進出するのは6組中3組です!それでは運命の計量に参りましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炭酸電池

 

 

 

 

第一回C大会の雪辱は果たせるか!

 

 

 

 

 

 

エバーグリーン

 

 

 

 

THEこれはどうなる!?

 

 

 

 

 

 

インタープラグ

 

 

 

 

少し落ち着いてしまったか

 

 

 

 

 

 

優しい朝の光に包まれて

 

 

 

 

ギリ800を超えてきた!

 

 

 

 

 

 

ガンバラナイズ

 

 

 

 

スロットであと一歩で大外したみたいな

 

 

 

 

 

 

ブラッシュ・シューズ

 

 

 

 

なんてこった

 

 

 

  

 

 

 

 

A:以上ですべての計量が終わりました
  それでは、ファイナルに進出する二組の発表です

 

 

 

 

 

 

 

 

1位通過!炭酸電池!

たん:う・・・お!うおおお!
でん:おおおおおお!

 

2位通過!優しい朝の光に包まれて!

木下:ファイナルゥゥゥゥゥ!
山田:イェェェェェェエェ!!
木下:ちなみにオチのセリフは「処理しきれない」という意味です

 

3位通過!ガンバラナイズ!

五竹:ファイナル出場権を得られたのでね、もしかしたらファイナルに出させていただくかもしれません。
小村:もしかしたらじゃなくて絶対出させていただきますよ!

 

 

 

 

敗者コメント

 

 

5位 インタープラグ 586KB

八神 チクショー!
綿谷 だみだ〜・・・。

 

4位 エバーグリーン 706KB

これからは 薔薇薔薇ローズの 時代だね
                    井島

 

ドベ ブラッシュ・シューズ 410KB

次はフリップコントにしようと思います。

 

A:惜しくも涙を流した皆さん、次回の挑戦をお待ちしています。以上結果発表でした

 

ジャッジペーパー(上から極東、FAN、KT

 

炭酸電池

・入浴剤あっても腰痛や冷え性ってなかなか治りにくいから叶えられたら嬉しいんじゃないでしょうか。それはさて置き。
全体的に広げづらそうな話題からここまで広げられたのは凄いなと思いました。
頭皮とかニベアクリームとか面白かったんですが、もうちょっと大笑い出来る箇所が欲しかったです。(26点)

・「よかばい」は薩摩じゃなくて博多だと思うんですが……

なんなんでしょうね、この空気感おもしろい。
笑いが止まらないといったネタではないんですけど、要所要所押さえてるなぁ、と。(26点)

・特別な存在を等身大のスケールで表すのはよくあることなのですが、
複数の神様が居る時点から何でもあり感が出すぎて面白みが散漫してしまったように感じました
オチももうちょいカチっと〆ても良かったのではないかと(26点)

 

エバーグリーン

・まあ全体通じて一番面白かったのは長くなるちんことベニスバンドなんですけど、想像すると非常にアホらしいです。
全体通じてストーリーは良いと思うんですが、バックグラウンドとなるいじめの下りは丸々削って欲しかったです。
コミカルに表現はされていたものの仕返しのえげつなすぎ含めて真顔のままでした。(10点)

・なんでこんなにデリケアエムズに精通してるんすか
バカなことを壮大にやる、って点で、バカなことのレベルがあまりに低すぎてもう笑うしかないですコレ。

細かいところですが、「今度は校長が理事長の股間にデリケアエムズを〜」のくだりは意味がわからなかったです。(32点)

・ちんこに潰されるのが特別面白いとは思えないのでこの点数で(19点)

 

インタープラグ

・ラスト二行まで二人とも一切喋らずに動きだけでネタをやり切ったのはお見事でした。
ただそれだけに読むのが少々しんどく感じてしまったり、ボケ数が少なく物足りなく思えたのも否めませんでした。(12点)

・カッコ書きだけって試みはわかるんですけど、やはり文字だけだと状況がかなり伝わりづらい……
もっと突拍子のないものでないと、この形で大きな笑いは厳しいんじゃないかと思いました。
あと、「このコントで〜」は読んでて醒めるの(15点)

・面白み:25%
関心度:25%
釈然としない:50%
サイレントで世界観を表現するのは非常に大変だと思いますが、
大きな箱からのくだりが変則すぎて付いて行けませんでした(21点)

 

優しい朝の光に包まれて

・次から次へとボケや展開が矢継ぎ早に出てくるのは読んでいく上でどんな展開になってどうまとめるのか気になる所ですが、
今回の場合はこれからどうなるんか気になる所で終わったのが凄く勿体無かったです。
面白いネタだけにもうちょっと一つ一つのボケを掘り下げたりこの後に展開したりして欲しかったです。(22点)

・短いわりにすごい密度でおもしろかったです。
山田のキャラがイマイチ掴みづらかったというか、デブでブサイクがあまりかかってこなかったのが気になりました。
無理に絡める必要もないとは思うんですが、そこに特定するアレはあったのかという(27点)

・やはり「何でもあり」な環境が濃ければ濃いほどボケが散漫するかと
トリッキーさがウリなはずなのに、そのトリッキーさに頼りすぎて潰れてしまったように思います(24点)

 

ガンバラナイズ

・ハウマッチおじさんとマッチ売りの少女のやり取りの下らなすぎは面白かったですが、
スカシボケを詰め込み過ぎてて頭にスッと入りにくかったりパターン変えても死ぬ下りが多くて後半ちょいと辟易しました。
パターンを減らして一つ一つのパターンを一番最初みたいに背景をもうちょい掘り下げても良かったかもしれません。(19点)

・あー、これおもしろいわー、めっちゃおもしろいわー……
「寒さで死んでしまう類」って表現だけで十二分におもしろいのにそっから広げられたらもう無理です(35点)

・徐々に薄味になってきていたのは歴然なわけで
最初に寒さで死んでしまう類の少女が出てきたときに、
ガっと心を鷲掴みにされたことも相まって非常に惜しいところです(15点)

 

ブラッシュ・シューズ

・ストーリーとしては読み応えもありハッピーエンドで良かったんですが、お笑い作品として見るとボケの絶対数が少なく思えました。
後半で一気に回収するスタイルだとは思うんですがボケの少なさを払拭出来る程のモノでは無かったです。(10点)

・この作品がどういう仕組みなのかがよくわからなかったです。
桃太郎ベース、なんだろうけど、その絡み方がよくわからず……
普通にそれと関係ない細かいところでは笑いました。(16点)

・濃厚な感じにみえてあっさりとした印象を受けました
ドキュメンタリーな雰囲気を出して作りこんでる空気は出してあるものの、
結果既存している題材をヒーロー風に見せてるだけで「だから?」という感想しか思い浮かびませんでした(2点)

 

 

 

平均KB:688.67KB

満足指数:70.00%

炭酸電池 850KB 進出
優しい朝の光に包まれて 810KB 進出
ガンバラナイズ 770KB 進出
エバーグリーン 706KB 敗退
インタープラグ 586KB 敗退
ブラッシュ・シューズ 410KB 敗退

炭酸電池が審査点26点のターキーを決め手トップ通過
2代目MVPの優しいのにが続き、ガラナがボーダーで進出した
バリーンは悔しい敗退を喫するも、
デリケアエムズのことは誰しもが記憶に刻まれたことだろう

 

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