第54回放送(2012年1月16日放送)

 

A:MM−1が投稿開始ということで。今回は誰が優勝するんでしょうね
B:ここでライジングブルーさんが優勝したときの回からKT氏がひっそり提唱し続けている、MM-1チャンピオンになれる法則を教えましょう
A:!?
B:過去の歴代チャンピオンに共通すること・・・それは、どの組も優勝した前の大会の決勝には居ないんです
A:な、なんだってー!?
B:この法則で予想するとなると、前々回に準優勝のちに一回戦落ちした月影連盟が濃厚かと
A:まぁちょっと角度ズラしたら1位だからねぇ
B:今回も恒例の決勝予想企画をやろうとおもうので、早速ちょびさんに許可を頂きに行きたいので、
  この放送はさっさと終わらそう
A:いや残りの大事な2戦やぞ
B:今回の出場者の紹介です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後藤○○

後藤:このネタで底上げは難しいと思いますが思い切って来ました!

○○:奇跡起こそう。

現在6勝6敗

 

インタープラグ

八神 3連勝、今回は達成するぞ!
綿谷 似たような成績の某ユニットさんにも負けない・・・名前は伏せますけど・・・○○○○さんですね。
八神 半分言っちゃった!

奇跡起こそう。

 

理系文系

文「そー言えばあけましておめでとうございます」
理「ございます」

1月16日現在、このあいさつを見て六升さんは何を思うことでしょうか

 

チキンハートブレイカーズ

KTはホモ

うい

 

第七女子会

一条「挑戦コメントだけれど、何か言いたいことある?」
四谷「黒田! カープに戻ってこい!」
二階「テレビアニメ『氷菓』がマジ楽しみっす!」
一条「……おっけー、もういいわ。今回もがんばります」

こっちももういいと思ってたところです

 

放浪鴎

山本「三連勝だと、プレッシャーでかいですね」

高橋「今まで殆ど勝てなかったんで、今頭が真っ白です」

山本「もう、ここまで来たら結果が全てですよ」

今までは何やねん

 

 

 

B:以上の6組です。今回は6組の挑戦なので上位3組がオンエアとなります。それでは運命の計量に参りましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後藤○○

 

 

 

 

ザ・微妙

 

 

 

 

 

 

インタープラグ

 

 

 

 

ちょっとハネた!

 

 

 

 

 

理系文系

 

 

 

 

逆ちょっとハネた!

 

 

 

 

 

 

チキンハートブレイカーズ

 

 

 

 

うい

 

 

 

 

 

 

第七女子会

 

 

 

 

多少はホっとしたか?

 

 

 

 

 

放浪鴎

 

 

 

 

WOW 

 

 

 

 

 

 

 

B:以上ですべての計量が終わりました
A:それでは、オンエアされる皆さんの発表です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インタープラグ 連勝伸ばした!

チキンハートブレイカーズ 今期二勝目!

第七女子会 こちらは三勝目!

 

 

 

 

A:それでは難関を突破した皆さんの熱演をご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

チキンハートブレイカーズ (2/2)

KTはホモ

うい

コント/イカサマポーカー

 

野沢 :ポーカーとは、トランプでジョーカーを除く52枚の中から5枚のカードを用いて、相手よりも強い役を作るゲームである。
    カジノなどでもよく行われるゲームであり、カードの交換時などその性質上イカサマが発生しやすい。
    一番強い役はロイヤルストレートフラッシュ、他にもストレートフラッシュやフォーカードなどが存在する。
    ワンペア等、何1つ役が出来ない場合はブタと呼ばれ、両者ブタならばより大きい数を持っていた方が勝ちとなる。

    そして最大の特徴だが、このゲームは、時に身を滅ぼすほど恐ろしい力を持っている。

 

 

 

 


野沢 :うおおおおお小笠原あああああ!!聞いてくれよおおおおお!!

小笠原:どしたの。

野沢 :さっき塩田って奴と10万掛けのポーカーやったんだけど、アイツずるいんだよおおおおお!!

小笠原:ふーん。

野沢 :真剣勝負だって言ったのに、イカサマを仕掛けてきやがったあああああ!!

小笠原:そんな声張らなくても聞こえてるからね。

野沢 :そこで俺は、あいつを相手取って民事訴訟を起こして、賠償金をたくさんもらおうかと考えているんだけど、イカサマって立証できるのかな?

小笠原:賭博をしてました、って言ってる時点で負けだわ。信義則的にもお前を法律で守る価値無いわ。
    ちなみにどんなイカサマをされたの?

野沢 :畜生・・・あれは、一瞬の出来事だったんだ・・・。

 

 

野沢 :フフ・・・。(エースのフォーカードが完成したぞ、この勝負もらった!)

塩田 :おいてめえ、今回は勝負に乗るのか?もし降りるのなら罰金5万円だぞ。

野沢 :当然、勝負だ!!負ける気がしない!!

塩田 :よし、俺も勝負だ!

野沢 :やったぜ!!俺はフォーカード!!しかもエース!!これに勝てる役が出来てるんだろうなあぁん!?

塩田 :・・・残念だったな。3のファイブカードだ。これ以上強い役は無い。
    10万よこしな。あと俺の靴を舐めろ。

 

 

野沢 :ちっくしょおおおおお!!絶対あいつは俺のカードを覗いてやがったんだ!!
    でなきゃ勝負なんてするはずがない!!フォーカードだぞ!?フォーカードオオオオオ!!
    泥だらけの長靴なんて履きやがってオエエエエ〜!!

小笠原:長靴舐めたんだ。

野沢 :でも舐めながらも歯にくっついてたカスを逆に付けてやった。勝ちだなこりゃ。

小笠原:まあその変な価値観は置いといて、あのさ。ファイブカードって何?

野沢 :そんなの名前の通りだろ!!同じ数字5枚使う役だよ!!

小笠原:ハート・ダイヤ・クラブ・スペード、あともう1つの図柄って?

野沢 :えっ・・・なんか茶色い鏡餅みたいな感じだったような・・・。

小笠原:そのカード、絶対イカサマカードだって。ウンコの3とか何なの。

野沢 :そういえば・・・確かにおかしい!!トランプは1箱分しか使ってないわけだし!!

小笠原:えーとさ・・・それ、気付けなかったの?

野沢 :あの時はフォーカードで負けて、放心しちゃってて・・・。

小笠原:イカサマで負けてただけなのに。こういうのは現場を押さえなきゃいけないからなぁ。

野沢 :それで次の勝負も、あいつはイカサマをしてきたんだ・・・!

 

 

野沢 :フフ・・・。(俺はワンペアだが、これでも間違いなく勝てる!!)

塩田 :よし、どうする?勝負するか?

野沢 :ああ、乗った。

塩田 :俺も勝負してやろう。

野沢 :よしっオープンっ!!俺は10のワンペア!だがお前はどうだ!?役はあるのかフヒヒ!

塩田 :エースのシックスカードだ。残念ながら今回も俺の勝ちだ。
    10万円とその腕時計、もらうぞ。

 

 

野沢 :ちっくしょおおおおお!!今回も勝てるはずだったのにいいいいい!!
    マイ、ロレエエエエエックス!!3万のロレエエエエエックス!!

小笠原:もう6枚目の柄とかどうでもいいけどさ、5枚対6枚っていう構図には気付いてほしかったな。
    あとロレックスの割に随分と安いね、それ。。

野沢 :実はそのロレックスは偽物だったんだ。そういう意味ではこの勝負も勝ってたんだよ。

小笠原:偽物買わされた時点で負けじゃないの。

野沢 :それにしても変なんだよなぁ、なんで負けたのか・・・。

小笠原:俺も聞いてて気になってたんだけど、なんていうか相手のカードの内容を知っているような雰囲気だよね。

野沢 :そりゃそうだろ、俺がカードをこっそり選びながら配ってたんだから。
    ばれないようにやってたし、相手がイカサマしなければ勝ってたはずなんだよ!!

小笠原:じゃあお前もイカサマしてたんじゃねえか!!それでよく民訴とか言えたな!!

野沢 :でも俺は配るカードを操作していただけだぞ?あいつは様々なイカサマをしていたし云わば数の暴力を振るっていたわけだ。

小笠原:数の暴力やってたのはむしろお前。あまり上手くいってなかったみたいだけど、お前。

野沢 :でも極めつけは3回戦だ。あれは恐ろしいイカサマだった・・・!

 

 

野沢 :フフ・・・。(俺はロイヤルストレートフラッシュ、あいつはブタだ!)

塩田 :当然勝負するよな?そろそろ連敗止めないとな?

野沢 :勿論!!俺は伝説のロイヤルストレートフラッシュゥゥゥゥゥ!!

塩田 :俺のカードは俺のもの。お前のカードも俺のもの。
    俺の勝ちで10万没収。あと俺のロレックスを30万で売ってやるから買え。

 

 

野沢 :あの時、あいつの目はヤバかった・・・。今思い出しても体の震えが止まらない・・・。
    数の暴力だけでなく、単純なる暴力をちらつかせてきやがった・・・。

小笠原:最初から気になってたんだけど勝負の賭け金10万円以外に、なんで罰みたいなの受けてんの。

野沢 :罰なんかじゃないっ!!その部分では俺が勝ってきたんだっ!!
    30万でロレックスだぞ、結構お得な買い物じゃねえか!!

小笠原:それ偽物だしさっきお前がぶん取られたやつだし買値の10倍になってるし。
    これまでの3回分の負けと同じだけを、一気に取られてんじゃねえか。

野沢 :とにかくこの時点で相当な負けだ、なんとか取り返さなきゃと思って次の勝負は一際気合いを入れたんだよ・・・。

小笠原:気合いだけでどうにかしよう、って典型的な負けギャンブラーだよな。

野沢 :とにかくっ、俺には最高の役が出来るように、そしてあいつには変なカードばっかいくように仕向けたんだ!
    自責の念はあった、でもそうするしかなかった!!

小笠原:さも初めてやったような言い方すんな。

 

 

野沢 :フフ・・・。(俺は再びロイヤルストレートフラッシュ、あいつはブタだ!)

塩田 :おい、俺はカードを交換する。5枚全部だ。早く配れ。

野沢 :はいよ。(もう1度、バラッバラな5枚を与えて、と。)

塩田 :チッ、俺は降りる。仕切り直しと行こうか。
    次からはカードの山をテーブルに置いて、そこから各自1枚ずつ取っていくことにしよう。

野沢 :・・・あ、ああ・・・。(まずい・・・流石に気付かれたか・・・?)

 

 

野沢 :いやー、この時はヒヤッとしたよ!でもまあばれずに済んで良かった良かった。
    しかも勝負後に何もされなかった!!

小笠原:あれ、降りたら罰金5万っていうルールが記憶の片隅にあるんだけれども。

野沢 :ああ、第1ゲームの時だね。どうやらそのルールは俺にだけ適用されるらしい。
    よくよく考えたらそれも立派なイカサマだよな?

小笠原:最早それただのハンデだから。勝負に負けるわハンデも負わせられるわ、それも一方的に。
    ポーカーだけにストレート負ラッシュだな。

野沢 :あの時はカード操作してるのがばれたかと思ってそれどころじゃなかったからなぁ・・・。
    気付いていれば5万円勝てたのに・・・くそっ!!

小笠原:自前の偽物のロレックス、まあニセックスとでもしようか。
    それを買わされた時もそうだけど、お前精神攻撃に弱いのな。

野沢 :まあそういうわけで5回戦、これが最後の勝負になったんだ。
    これまでの30万負けを取り戻すべく、俺は1つ提案をした。

小笠原:ニセックスの30万と、相手の降り分5万も取り返すべきだけれども。

野沢 :最後の勝負、お互いにカードを引いて行くわけだからイカサマの余地は無い。
    そこで賭け金を10倍、つまり100万円にしたんだ。これで勝てば収支はプラスになる、と思ってた・・・!

 

 

野沢 :フフ・・・。(交換無しでいきなり全て同じ柄になったぞ、これでフラッシュだ!)

塩田 :俺は5枚全て交換だ。
    ・・・くそっ・・・。

野沢 :(どうやら相手の役は弱そうだぞ・・・ここはなんとか勝負に持ち込まないと・・・!)
    あーあ、最終戦なのに降りるとか、そんな腑抜けはいねえよな?

塩田 :ぐっ・・・ああ、勝負してやるさ!

野沢 :俺もだ。(よし、これは勝てる!!ついに勝てる!!)

塩田 :おっと済まない、カードが3枚破けた。3枚引くぞ。

野沢 :ああ。(うへへ・・・フラッシュ・・・。)

塩田 :おっと度々済まない、2枚燃やしてしまった。2枚引くぞ。

野沢 :ああ。(うへへへ・・・大一番でフラッシュ・・・。)

塩田 :何度も済まんな、1つ気に入らんのが混じってる。それだけ捨てて、2枚引くぞ。

野沢 :ああ。(うへへへへ・・・この大一番で、フラッシュ・・・。)

塩田 :さあ勝負だ。お前の役を見せてみろ。

野沢 :ノーチェンジだが・・・なんとフラッシュだ!!堂々のフラッシュ!栄光のフラッシュ!

塩田 :・・・・・・残念だったな。俺は9のシックスカードだ。
    100万と登記書、もらっていくぞ。悪く思うなよハッハッハッ!!

 

 

野沢 :そう、運は俺に味方してくれなかったのである。

小笠原:逆に、この流れでお前を味方してくれる人とかいるの?
    100万どころか、土地まで取られてんじゃねえかよ、かわいそうになあ!!

野沢 :しかし相手にイカサマしてる気配は無かった。これはしょうがない。

小笠原:散々してたわ!!カードを破いて、燃やして、遂には気に入らないからって交換して!!
    最終的な枚数、向こう6枚じゃねえか!!なんで気付けねえんだよ!!

野沢 :もう手元の役に目が眩んで・・・まさにフラッシュ・・・。

小笠原:やかましいわ!!自分で自分に精神攻撃してんじゃねえよ!!
    もう知らん!!帰れ!!

野沢 :そんなこと言わないで助けてくれよぉー。

小笠原:裁判は無理そうだし、貸せるようなお金も無いし、お手上げだ。他を当たってくれ。

野沢 :じゃあさ、せめて今晩だけ泊まらせてくれよ。家を売った金でポーカーしちゃったから、帰るあてが無いんだよなハハハ。

小笠原:出て行け。(バタン)

 

 

 

 

 

 

 

野沢 :家も土地もお金も、友人までも失ってしまう。
    そう、ポーカーとはとても恐ろしいものなのだ。
    こんなゲーム、滅べばいい。

小笠原:ポーカー考えた人のお墓の前に立って謝れ。

 

うい/545KB

 

 

 

第七女子会 (4/6)

五島「今日のネタの衣装は、金がかかってますよ」
一条「うん。シンデレラだもんねー」

しまむら大勝利 第七女子会!

コント/シンデレラ

 

五島「あ、お疲れ様です一条監督。風邪はもう大丈夫なんですか?」
一条「あぁ、うん。興業開始の直前だってのに、迷惑かけたわね」
五島「いえいえ。あ、監督が抜けてた間に、私が今度の劇の演出とか決めちゃったんですけど、大丈夫ですかね?」
一条「うん。むしろその方が、遅れが少なくて済むしね。じゃあ今日は、五島さんの演出を確認していく形で」
五島「はい。じゃあ、みなさん、リハーサル行きまーす!」
二階三田四谷「はーい!」
五島「ではナレーションは不精私が」
一条「不肖、ね。不精じゃめんどくさがってるだけよ」

五島『昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました』
一条「こらこらこらこら!」
五島「えっ!? ど、どこかおかしかったですか?」
一条「……五島さん。今回の劇の演目を言ってごらんなさい」
五島「シンデレラですね」
一条「明らかにおかしいわよね!? シンデレラにお爺さんとお婆さん出てこないから!」
五島「これは私オリジナルの演出です。話に関係ないお爺さんお婆さんが出てくることが、少子高齢化社会を表すメタファーとなって……」
一条「話に関係ないって言っちゃった! それ完全にチェックメイトよ! そんな社会派みたいなメタファーいらないから!」
五島「分かりました。では続きをいきます。」

五島『その老夫婦の隣の家には、シンデレラという少女が住んでいました』
一条「ホントに老夫婦関係ないわね!?」
二階『私の名前は、シンデレラ。両親は私が小さな頃に腹上死してしまい、今は継母の家で暮らしているの』
一条「……演技はうまいけど、両親の死因!」
二階『けれどこの家に来てからは、いじめられてばかり。友達は愛と勇気しかいないの』
一条「それは顔面アンパン男の友達よ!?」
四谷『シンデレラ! シンデレラはどこだい!?』
三田『シンデレラー』
二階『あっ! この声は、継母の千秋さんと、その連れ子の久久能智神(くくのちのかみ)姉さん!』
一条「世界観がひどい! シンデレラに千秋に久久能智神って、どんな家族構成なの!?」
五島「近頃の在日外国人が多い状況を表すメタファーです」
一条「あんたメタファー好きね!? なんでも含みを持たせりゃいいってもんじゃないのよ!?」
四谷『シンデレラや。アンタ、さっきあたしが命じておいた仕事はやったんだろうねえ?』
二階『はい。しっかりと、家中のありとあらゆる換気扇を掃除しておきました……』
一条「ありとあらゆるって、家中にいくつ換気扇あんの!?」
三田『ところでシンデレラ、これをご覧なさい』(懐から一枚の紙を取り出し、二階に渡す)
二階『……これは、今度王宮で開かれるパーティーの招待状? 私の分もあるのですね』
三田『ではシンデレラ。よく見ていてください』
(三田、招待状をビリビリに破く)
二階『ああっ、招待状がビリビリに!』
三田『ところが……』
(三田、ビリビリにした招待状を手の中に収めてから軽く振り、もう一度手を開く)
二階『うわぁ! ビリビリになったはずの招待状が元に戻ってる!』
一条「あれ!? いつからこの劇、マジックショーになってた!?」
(四谷、三田から招待状を奪い取り、再度ビリビリに破く)
二階『ああ、招待状が……』
一条「最終的に破いちゃうなら、なんで一回元に戻したのよ!? 完全に無駄よね!?」
四谷『アンタみたいな下女には、パーティーに参加する資格なんかないんだよ! あんたは留守番だ!』
五島『こうしてシンデレラは、意地悪な継母のせいでパーティーに行くことができなくなってしまいました。あぁ、なんとかわいそうなシンデレラ! しかし哀しみにうちひしがれるシンデレラもかわいい! 継母の嗜虐心を疼かせてしまうのも無理はありません! むふーっ!』
一条「ナレーション、感情込めて余計なこと言い過ぎ!」

五島『さて、パーティー当日。継母とその連れ子は、シンデレラに家中のありとあらゆる換気扇の掃除を命じてからパーティーの開かれるお城へと出かけていきました』
一条「また換気扇なの!? 中華料理屋だって、そんな頻度じゃ換気扇掃除しないわよ!?」
二階『今頃お城ではパーティーが開かれているのかしら……。はぁ。私も行きたかった……』
三田『なら、その願いを叶えて差し上げましょう』
二階『誰!?』
三田『私は魔法使いです』
一条「……ん? あの人、継母の連れ子でしょ? 久久能智神って名前……」
五島「しー! しー! キャスト3人しかいないんですから!」
一条「……嫌な背景ね」
二階『魔法使い?』
三田『えぇ。パーティーに行きたいでしょう?』
二階『行きたいです!』
三田『お城のパーティーへ行きたいかーっ?』
二階『おーっ!』
一条「何その『アメリカ横断ウルトラクイズ』みたいなノリ!?」
三田『それでは、魔法をかけて、差し上げましょう。テクマクマヤコンテクマクマヤコン、素敵なお姫様になぁれ〜』
一条「呪文がモロにアッコちゃんだ!?」
(周囲を円形にカーテン囲みされた簡易脱衣室が天井から降りてくる。二階はその中でボロ服からドレスに着替える。着替え終了後、簡易脱衣室は再び天井へ)
二階『まぁ、素敵なドレス!』
一条「確かにドレスは素敵だけども!」
五島「ふふふ。作品の完成度を高めるため、一流デザイナーに衣装の発注を行ったんですよ」
一条「そこまで凝っておいて、なぜ着替えの演出にもう少し気を配れなかったの!?」
二階『ありがとうございます、魔法使いさん』
三田『いいえ、礼には及びません。しかし一つだけ気をつけてください。あなたにかけた魔法は、十二時の鐘が鳴ってしまうと解けてしまいます』
二階『わかりました』
三田『さぁ、シンデレラ。舞踏会の行われているお城へ行くのです』
二階『はい。本当にありがとうございました、魔法使いさん』(二階、舞台袖へ小走りで退場)
(ガチャガチャガチャガチャ)
一条「うるさっ! ガラスの靴の足音、うるさっ!」
五島「……で、ここでシーン転換になります。お城のシーンです」

(四谷、王子の衣装で登場)
四谷『皆の衆! 今日は我が王族の開いたパーティーによく集まってくれた。礼を言おう。我こそが、この国の王子である』
一条「……えーと、一応言っとくけど、あの応じ役の人って確か継母役で……」
五島「もしかしなくても:キャスト不足」
一条「ですよねー……」
(ガチャガチャガチャガチャ)
二階『ふう、なんとか間に合ったわ』
一条「あの歩くたびにうるさいガラスの靴を、どうにかなさい!」
五島「衣装チェンジです、シンデレラ!」
(五島、二階の方へ毛皮の靴を投げる)
一条「おぉっ、紆余曲折を経て原作の設定に戻った……」
五島「ちなみにシンデレラの原作では“ガラスの靴”は“銀の毛皮の靴”であったという説もあるのですが、ポール・ドラリュの研究によると、やはり“ガラスの靴”が原型であり、説話は正確に記録されていたのだと言われています」
一条「何の気なしに言ったあたしの台詞に、ベラベラと長い注釈をどうもありがとう」
(二階、ガラスの靴を脱ぎ、毛皮の靴に履き替える)
四谷『む!? おい! そこの、あたたかそうなスリッパを履いている女!』
二階『私ですか?』
一条「確かにあたたかそうなスリッパだ! もうちょっと外出用っぽい毛皮の靴無かったの!?」
五島「そうは言っても、急遽私の靴を代用してるだけですし」
一条「ホントだ、あんた裸足だ! ていうかあんた、さっきまであのあたたかそうなスリッパ履いてたんかい!?」
五島「だってこの施設、土足厳禁ですし」
一条「先に言いなさいよ! 思いっきり土足のあたしが居たたまれないじゃないの!」
四谷『あなたは実に美しい! どうだろう、一緒に踊ってもらえないか?』
二階『……はい。わかりました』
五島「ここから、シンデレラと王子とのダンスシーンになります。ちなみにこのシーン、本番当日にはバックダンサー50人が入りますので」
一条「インドムービーか!? なんでダンスシーンにそんなに凝っちゃうのよ!?」
五島「劇のメインとなる場面ですからね。豪華にいきましょう」
一条「ていうか、ダンサー50人が雇えるなら、キャスト不足分の補充にあてなさいよ!」
五島「最近、電車の中で化粧を直す方がいらっしゃいますけど、あれってみっともないですよね」
一条「話の逸らし方が不自然極まりない!?」
(二階&四谷、軽くダンスを踊る)
二階『あっ、いけない。もうすぐ十二時の鐘が鳴ってしまうわ。急いで戻らないと』
(二階、慌てて四谷から離れて、舞台袖へ走り去っていく)
四谷『お、おい! どこへ行くのだ、待ってくれーっ!』
(キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン……)
一条「……何、今の音?」
五島「十二時の鐘の音です」
一条「なんでここで学校のチャイム音なの!?」
五島「学校のチャイム音ではなく、イギリスにあるビッグ・ベンという時計塔の鐘の音ですよ」
一条「知ってるけど、日本人にとっては学校のチャイム音よ! つーかビッグ・ベンにしたって、鳴るのは正午だけなのよ!」
四谷『行ってしまったのか、名も知らぬ麗人よ……ん? なんだこのガラスの靴は?』
一条「さっきシンデレラが、毛皮の靴に履き替えたときに脱いだやつだ!?」
四谷『(そっとガラスの靴に鼻を寄せる)……彼女の匂いが残っている。これは先ほどの麗人の私物に違いない』
一条「きもちわるい!」

五島『シンデレラが去ってしまった後、ガラスの靴を手に入れた王子様は、靴の残り香と同じ匂いを持つ女性を国中で探し始めました』
一条「ガラスの靴に合う足の女性じゃないの!?」
五島「あのですねえ、足のサイズが同じ人なんて、国中にゴロゴロいるんですよ?」
一条「だからって匂いはないわよ!」
四谷『あぁ、どこにいるのだ麗人!』
(二階、ボロ服を着て舞台袖から登場)
四谷『む、そこの女! 私に足の匂いを嗅がせてくれ!』
二階『変態だーーーッ!』
一条「この上なくシンデレラに同意するわ!」
四谷『では、少々失礼して』(二階の足を持ち上げ、匂いを嗅ぐ)
一条「ホント失礼な行為よね……」
四谷『こ……この匂いこそ、あのガラスの靴に残されていたもの! あなたこそがあの時の麗人!』
一条「犬みたいな嗅覚持ってんのね!?」
(見つめ合う二階と四谷。ゆっくりと照明が消えていく)
五島『こうして再び巡り会った、シンデレラと王子様。二人は結婚をして、幸せな日常を送り始める
のでした』
一条「ハッピーエンドなはずなのに……なんなのかしら、この納得できなさは……」
五島「一条監督。こんな感じの劇になってますけど、明日大丈夫そうですか?」
一条「……明日、中止!」

 

329/545KB

 

 

 

インタープラグ (7/12)

八神 やりました!3連勝!
綿谷 初挑戦から早1年・・・早かった・・・。
八神 今年もよろしくお願いします。どうぞ!

そういや初の3連勝 インタープラグ!

コント/2回目の最後の日

 

綿谷 確かに信じられないことかもしれない。僕も1週間前にNASAからこのニュースが全世界に発表された時は本気で驚いた。

八神 地球に超巨大隕石が墜落するなんて・・・最初は俺も信じなかったけど・・・もう3日前くらいから信じざるを得なかったもんね。(上を見る)

綿谷 そうだね。(上を見る)

八神 すでに肉眼で隕石が確認できる位置に来てるし。

綿谷 日に日に大きくなっている・・・っていうか接近している・・・墜落する隕石の大きさは確か地球の10倍くらいらしいな。

八神 (目線を戻す)これじゃあどっちがどっちに墜落するか分からないな・・・でも、昔こんなことがあったんでしょ?

綿谷 ああ。今からちょうど20年前、君が生まれて間もないころだった。今回のように地球に巨大隕石が墜落するという報道が流れたんだ・・・歴史は繰り返されるってことだ。

八神 まあ、隕石の大きさから見ても、人類は滅亡するって思われていたんだよね。

綿谷 そう。そして、墜落するまでの約1ケ月間、人類は狂気じみ、発狂したのさ。

八神 歴史の教科書に載っていた「血の3か月」ってこういうことか・・・何で3か月かは知らないけど。まあ

綿谷 だが、人類はこうして今日まで存続している「ある選ばれた男が隕石を破壊し、自分の命と引き換えに地球を救った」・・・。

八神 それが・・・俺の父さんなんだよね?

綿谷 そして、僕の兄でもある。立派な人だった。

八神 俺を呼び出したのは、全てを話してくれるからだよね?

綿谷 ・・・新一郎君は自分の父さんのことを覚えているかい?

八神 いや、全然・・・。

綿谷 君の母さんから、父さんの話は聞いたりしたか?

八神 母さんに何度か聞いたことはあるけど、そのたびに「あの人の話はしないで」って言われちゃって。叔父さん、教えてください。なぜ俺の父さんがその大役に任されたのかを。

綿谷 そうさ。今、全てを話そう。なぜ僕と君の父が兄弟なのに違う名字なのか・・・僕がまだ小学生のころ、両親が離婚して・・・

八神 いや、そこは気になってない・・・気になってるけど、それどころじゃない・・・。

綿谷 すまん。本当は君のお父さんがなぜ隕石崩壊の任務を任されたかを話すために呼んだんだ。

八神 状況的にそれしかないんだけど・・・。

綿谷 ・・・。

八神 ・・・どうしたのさ?早く教えてくれよ!

綿谷 ・・・くじだ。

八神 ん?

綿谷 あみだくじだ。

八神 あみだくじ・・・?

綿谷 人数分に引かれた線に、それぞれ名前を書き、反対側に当たりが1個ある。

八神 あみだくじは知ってるけど・・・。

綿谷 当時の世界の人々全員で行ったあみだくじの結果、当たりを引いた君のお父さんがその責務を一任されたんだ。世界各国大統領、総理、国王がすべて会合し、公平かつ合理的、そして最も不満の出ない条件、それがあみだくじだったわけだ。

八神 ・・・。

綿谷 まあ、少し飲み込むには時間がかかるだろうが、分かったかい?

八神 分かんねえよ!!何その決まり方!?えー!!えー!?・・・え?ええー!?

綿谷 お、落ち着け!落ち着くんだ!

八神 落ち着いていられるか!俺の実の親が実質くじ引きで死んだんだぞ!!

綿谷 まあ、最も不満が少い方法なんだよ。

八神 俺は不満たらたらだわ!!全人類で最も運の悪い父親を持ったんだぞ!?数十億に一人の確率って死んじゃった俺の親父がいたたまれねえよ!

綿谷 まあ、実際の当たりを引いた時、世界はすでに救われたかのようなリアクションを取ったんだけどな。

八神 まだ救われてねえよ!自分達が外れて良かったってだけだろ!?

綿谷 その日からミッション遂行までの約1週間、君の父親は英雄のように崇められた。「よっ!日本一!」「いや、世界一!!」「世界一ついていない男!!」

八神 何テンションあがってんだよ!最後のやつ思いっきりしばきたいわ!

綿谷 「お前が死んでもその分生きてやるさー!」「むしろ俺たちのために早く死ね!」「兄さん・・・気を落とすなよ・・・プククッ!」

八神 言葉が過ぎるって!そんで最後のやつ叔父さんだろ!・・・てか、そんな決め方なんて・・・マジでへこむわ・・・知らなきゃ良かった・・・。

綿谷 だが・・・本当のことを言うと・・・。

八神 え?まだ秘密があるの!?あみだくじって最大の秘密だと思ってたのに!

綿谷 君の父さんは君が言うほどついていなかったわけではない・・・さっき「全人類」であみだくじをしたって言ったけど、あれは少し語弊があるな。

八神 え?・・・あ!そりゃあそうだよな!地球を破壊できるような隕石を破壊するようなものを扱うんだもんな!適当なやつがやっちゃ駄目だよな!!各国有能な何人かを代表にしてあみだくじを引かせたんだな!それもそれで問題あるだろうけど!

綿谷 ・・・逆だ。

八神 へ?

綿谷 各国の人口のうち最も不要と判断された国民0.1%にくじを引かせたんだ。つまり、君の父さんは世界人口の約0.1%の中から選ばれたわけだ

八神 ・・・。

綿谷 ・・・まあ、世界の全員から選ばれたってわけじゃないから・・・まだ救いあるよね?

八神 一切ねえよ!むしろ国にいらない1000人に1人に選ばれた方が救いがないって!

綿谷 お、落ち着け!

八神 うちの親父は何なんだよ!っていうか、そんな奴に地球を救うような大役を任せて良かったの!?

綿谷 うん。

八神 へ?

綿谷 当たりを引いた君の父さんは後日、アメリカが開発したミサイルへ乗り込み、ロケットとともに発射された。で、隕石にぶつかる直前でスイッチを押すと、ミサイルに積まれた大量の核爆弾が爆破して、隕石に巨大な穴をあけて、その穴を地球が通過する・・・そういう任務内容を受けたんだ。

八神 ・・・ボタン・・・1つ?

綿谷 あれだよ?ボタンっつっても、パソコンキーみたく平気で押せるような重みの物ではないんだよ?

八神 誰だってできるよそれだったら!それ言われたんだったら子供にでも・・・言うかある程度指導された猿にだってできるわ!

綿谷 落ち着け!・・・まあ、実際に打ち上がった後、「あ、これ猿でもできんじゃね?」って全人類が思ったわけだ。

八神 微妙に遅い!遅すぎる上でちょうど遅い!!せめてカウントダウン中に気付いてほしかった!マジでもういや・・・。

綿谷 ・・・本当のことを言うと・・・。

八神 まだあるのか!?これ以上へこむ様なことがあったらえらいこっちゃだ!!

綿谷 僕の親父の浮気が原因なんだよね。それで、僕は母親側についたからたまにしか兄に会わなかったけど。

八神 ・・・名字が違う理由はどうだっていいわ!いきなりすぎて反応できなかったぞ!?最初気になってたけど今となってはどうでもいいや!

綿谷 多分、兄さんは親父に似て浮気性になったんだな。

八神 親子二代揃って同じ過ちを犯していたのか!?母さんが「あの人の話はしないで」ってそういう意味かよ!ってかミサイルが飛んだ後どうなったんだよ!?

綿谷 ・・・押しそびれっちゃったんだよね。

八神 え?・・・何を?

綿谷 核スイッチのボタン。

八神 誰が?

綿谷 君の父さんが。

八神 どこの?

綿谷 さっき言ったミサイル内部の。

八神 ・・・イヤ――――!!!!い、犬死に・・・!

綿谷 やっぱり、搭乗する際にあんまり暴れていたんで、強力な睡眠薬を投与したのが問題だったのかな・・・。

八神 大問題だわ!って言うか地味に落ち着かせるのあきらめるなよ!?それだったらハーバード大学の教授を乗せようがロケット鉛筆に芯を入れる仕事している人だろうが関係なく犬死にするって!

綿谷 な、なぜ君の父さんの仕事を知っているんだ!?

八神 親父教授だったのかよ!?

綿谷 いや、ロケット鉛筆に芯を入れる人だった。

八神 分かっていたけどさ!その二択ならロケット鉛筆の方だってことは今までの話の流れからして分かっていたけどさ!

綿谷 最後は自らが芯になって詰め込まれるとはな・・・。

八神 何を上手いことを・・・いや、あんまり上手くねえよ!

綿谷 ・・・でもな。

八神 あ、もういいです。帰ります。

綿谷 帰っちゃだめだ!今日呼んだのは全てを話すためだ!

八神 これ以上親の情けない話聞きたかないやい!

綿谷 そうか・・・まあ、そう思っても当然だな・・・な、兄さん。

八神 本当だよ全く・・・兄・・・さん?・・・父さん!?

綿谷 いや〜・・・新一郎君は20年前の兄さんとそっくりだなあ。まあ、幼少期離れ離れだったからよくは覚えてないけど!

八神 えぇー!!何で!?何で生きてるの!?そして、20年前ぶりの再開がこの場!?何この雑な再開!!徳光さんでも泣けないよ!

綿谷 簡単に状況を説明すると、隕石に直撃する直前に、ミサイルの軌道が変わって何か知らないうちに地球に戻ってきたらしい。

八神 そうなのか・・・ってかミサイルが外れたのに何で地球は無事だったわけさ?

綿谷 なんかこう、ギュ〜ンって軌道が変わってさ。

八神 なんだその雑な・・・何かもう話を聞くの嫌だわ。っていうか、何で父さん20年間も隠れてきたの?

綿谷 そりゃあ、全人類の前であんな恥をかいたのに、日の当たる場所で生きていけるわけないだろう。全世界に衛星放送されていたんだから。

八神 言いかえせない自分が悔しい・・・。

綿谷 それに、地球滅亡の直前に全資産を使っちゃった人とかの暴動が2カ月続いたからね。逆恨みをした人類からいつ命を狙われるかも分からない。

八神 逆恨みも何も父さんはただ飛んだだけなんだから・・・え?もしかして「血の3か月」ってその暴動も含めての3か月なの!?

綿谷 まあ、大丈夫だ。もうすぐ地球の歴史は終えんするんだ。(目線を戻す)

八神 いつまで上向いてたんだよ!?首痛めるぞ!?ってか地球が救われてからの方が治安が荒れているって何なんだ!?

綿谷 今まで「ある選ばれた男が隕石を破壊し、自分の命と引き換えに地球を救った」って語り継がれた物語も実際のところはこんなにも違うものだったのさ。

八神 「外れくじを引いた男が隕石に向かってミサイルに乗って吹っ飛んで、地球ごと隕石を回避しちゃった。」だけの話か・・・もういや・・・何かもう・・・いや。

綿谷 そうか、いっそのこともう最後にパァ〜ッと打ち上がりたいもんだな。

八神 まさにそんな気分だよ。

綿谷 まあ、そんな気分になってしまうであろうから、君の母さんも、僕も、兄さんも話さなかったわけさ。

八神 そうなのかぁ。

綿谷 ・・・お詫びと言っちゃあ何だが、このでかい花火でもやろうか。

八神 花火?

綿谷 何と、このでっかい花火、人間が入ってしまうという素敵設計。

八神 はあ・・・。

綿谷 せっかくだし、入ってみないか?

八神 俺が?・・・うん、もういいや。この際・・・。

(ゴソゴソ)

綿谷 よし・・・で、何か息苦しくなったら、その右側のボタン押してくれないか?

八神 脱出ポッドかな?それともパラシュート?

綿谷 それは押してみてのお楽しみ。それじゃあ着火5秒前!・・・4・・・3・・・2・・1・・・0!!!

(ボシュ!!)

 

 

綿谷 NASA司令部、応答願います。巨大隕石破壊核ミサイル、パイロットを乗せて発射いたしました・・・今回は失敗がないでしょう・・・何にせよボタンを押すだけですからね・・・あ、これ猿でもできんじゃね?

 

 

 

 


八神 恥ずかしながら、帰ってまいりました。

綿谷 まさに歴史は繰り返されるわけだ・・・これからロケット鉛筆の芯を詰める仕事をして、なんやかんやで離婚をする運命をたどるのかもな。

八神 いやだぁ〜・・・!

綿谷 あ、あみだくじ引くか?

八神 無理やりねじ込むなよ!

 

369/545KB

 

 

 

 

 

 

 

敗者コメント

 

放浪鴎 269KB

山本「身の程ですかね・・・」

高橋「実力をつけて、また四連勝ねらいます」

山本「諦めませんよ!」


 

理系文系 261KB

文「緑って言うなぁ!」
理「まだ改名の件がトラウマですか……」

 

後藤○○ 277KB

後藤:しょうがないね。ネタを温存して負けたんだから。

○○:チャンピオン大会行けるんでしょうか。

 

 

 

 

 

A:惜しくも涙を流した皆さん、次回の挑戦をお待ちしています

B:以上結果発表でした

 

ジャッジペーパー(上からスリーオール、FAN、極東、KT)

 

後藤○○

・恐らくドラクエ意識のネタだと思うのですが、僕自身それほど詳しいわけではないのでメラゾーマなどの呪文をはじめ、所々にあるRPGあるあるについていけないところがありました。
(審査する人が少なくて、知識不足の自分が大きな影響力を持ってしまうといったことになったらすいません)
それを踏まえても、ネタ全体を通して設定をなぞってあるあるネタを織り交ぜているところで止まっているように感じたので、そこから何かひとつ踏み込んだ展開が欲しいところです。

また以前言ったかもしれないうえ細かいところですが、
「あああのね」といった書き方は、言いたいことはわかりますがやはり読みづらいです。
「あーあのね」「ああ、あのね」「ああそれでね」など他に工夫しようがあると思います。(並々ならぬこだわりがあれば別ですが…)(10点)

・メラゾーマの発声練習するとこすごく好きですわー。
おもしろかったです。こういう設定での「面白いネタ」、ってこういうのだろうなぁ、という感じが。(30点)

・「あっ」や「あ」、「ま」、「うん」、「え」等感嘆や相槌の後には読点を打って欲しかったです。読みにくかったです。
大魔王とメタルスライムの会話って設定は良かったんですが、面白いって思えたボケがマリオと塾位でした。
上手いボケもあったんですが、爆発力が足りない感じがしてちょっと物足りなかったです。(15点)

・いまいち世界観がわかりませんでした
魔物の皆さんを集めといて話してるのは○○さんのみ、というのはまだいいですが、
「戦い始めて25年」になるのに「故郷の村」やら「今回の魔王」といったワードがそれをあやふやにしてしまってるかと
今回で13度目の挑戦ですが、完成度で言えばワーストだと思いました(4点)

 

インタープラグ

・ボケもコンスタントに面白かったですし、設定も良かったです。
ただ父さんが生きていたあたりが読んでいてちょっとわかりづらい気がします。(24点)

・設定が重いのがちょっとネックかなぁ……と。後半はあまり気にならなかったですが。要所はしまっていたと思います。
八神がちゃっかり帰ってくるオチおもしろかったです。(22点)

・20年前ぶりの再開→20年ぶりの再会

裏切りの展開がいくつも続いていたり所々のしょーもなさあったりで、なかなか面白かったです。
特に言うことはないんですけど、30点付けるには何か物足りなかったのも否めなかったんでこの点数でお願いします。(27点)

・救いようのない話の場合、いかに悲壮感を装いつつも笑いを入れていくかが問われると思うんですが、
今回のネタに関していえば、悲壮感を相殺するほどのコメディ色が出せていないまま終わったように感じます
上目線をやめない、くらいのドカンとくるようなものがもう少し欲しかったです(13点)

 

理系文系

・1組目の後藤○○さんと重複してしまうのですが、
設定を忠実に守りすぎているためか、盛り上がりのないままひっそりと終わった印象を受けました。(13点)

・「一応そこそこ好評いただきまして、2期まで行きました」←ココで心を掴まれました
おもしろいです。実際の戦隊の立場で2期とか1話とか言っちゃってる曖昧さがおもしろい。
しかしオチなしってのはさすがに寂しすぎますよ……
理系文系さんのネタはあっさり終わってしまうので勿体ないと毎度思ってしまいます。(33点)

・仮面ライダーは自動二輪なくてもなれるってツッコミはさて置き。バイク以外のライダーもあるようなんで。

組み合わせる形式は出来てたとは思うんですが、それ以上の部分が無かった感じがしました。
全体でハマった箇所が敵組織の女怪人とサイドカーだけでした。
あっさり終わったんでもう一展開二展開欲しかったところです。(6点)

・うーんやっぱりどこで笑えばいいのかわからないネタほど指摘し辛いものは無いですね
「戦隊モノとしての理想と現実のギャップを見せつつも、面接らしいやりとりを行う」
↑ネタの概要を掻い摘んでみましたが、これだけ見ると面白そうだなと思うんです
ただ、全くその通りのまま数十行ネタをのばしたら、何の味もなくなります
面白いものって、やっぱり掻い摘みきれないほどのパワーがありますから
その掻い摘みきれない「何か」が、このネタにはどこにも無いというのが現状です
小ボケでもなんでもいいので、完成されたものを壊すという度胸をつけてみては如何かと、斯様に思います(2点)

 

チキンハートブレイカーズ

・3人の使い方だったり、イカサマの内容だったりが面白かったのですが、ツッコミがちょこちょこ遊びすぎて外しているような気がします。
信義則、負ラッシュなど読んでいて一瞬引き戻される感覚がありました。(22点)

・先が読めそうで読めないなあ。キャラクターのバカさ加減がおもしろかったです。
仰々しい始まり方に見合う終わり方でなかったのが少し残念かな、とも。(26点)

・段々塩田さんの反則(というかワガママ)がエスカレートしていったり、野沢さんもインチキしてるとか回を重ねる毎に盛り上がってるとは思うんですが、最初のファイブカードのインパクトが超えられなかったと個人的に思いました。
ニセックスストレート負ラッシュといった小ボケはなかなか面白かったんで、大ボケもいかに最初のインパクトを超えるモノが欲しかったです。(22点)

・小笠原さんのツッコミが行き届いてないのが気になりました
個人的に3戦目がツボだった為に、そこを指摘しないのはすごくモヤモヤしました
ルール無用の根も葉もない勝ち方で万人ウケするようにしてるところが憎たらしかったです(25点)

 

第七女子会

・招待状を破いて一回戻すボケかなり好きです。
ただそれ以外はボケが小粒であるとともに、ダイレクトに面白さが伝わるボケが少なかった気がします。
例えばですが、鐘の音のくだりで言えば、学校のチャイムからビッグベンまでボケを広げるなかったと思います。
ビッグベンの鐘の音と言われてもボケとして機能してる感じではないですし、ツッコミが正午に鳴ると補足してところでそれが笑いになるともあまり感じませんでした。
それほどそのボケがネタにおいて特別大きな役割を持つわけではないとも思うのですが、そういった不発なボケが他にも見受けられた気がします。(16点)

・総じて見たらおもしろいネタだとは思うんですが、
ボケがベタに寄りがちで物足りない印象でした。(19点)

・全体的に悪くは無く、マジックショーやウルトラクイズ、足の匂いを嗅ぐといった好きなボケも所々ありました。
しかしながら余計なボケ(出だしの老夫婦、土足、メタファー)やビッグベンや注釈といったマニアックで笑いに繋がらない箇所が目立った感じがしてそこで損してる気がしました。(18点)

・悪くは無いんですが、コントである強みを活かせてないように感じました
マジックやチャイムなど、「こんなシンデレラはイヤだ!」的なボケは漫才の方が伝わりやすいと思うんです
このネタの場合だと、一つボケるごとに一条さんと五島さんの解説を挟むことになり、非常にはがゆいです
やはりカルテット一丸となってボケるなどといった連係プレーをもっと充実してもらいたいところが本音です(22点)

 

放浪鴎

・ネタの中心が奇妙なカウントに置かれていたため、高橋が飛び降りようとする状況設定が中途半端な扱いになり、結果としてネタそのものも中途半端な印象を受けました。
そもそも飛び降りようとする人に対してカウントダウンする行為そのものが非日常的であり、
ツッコミ(高橋)はその行為に対して一つ驚いてるわけですから、
そこに「変なカウントダウンをする」という非日常的な行為を上塗りすると、
疑問の対象が「なぜカウントを始めるのか」「なぜ変な数え方なのか」にばらけてしまい、あまり得策ではないように思います。
ネタの中心を「変な数え方」に据えたいのであれば、設定そのものを「カウントダウンすることが期待される状況(例えば大晦日、飛び降りという部分を残したければバンジージャンプなど)」に変えるべきだと思います。(10点)

・いや、好きなんですけどねこの感じ。オチが処女とかw
だいぶスピード感のあるネタなので、読み終わってものすごく呆気ないです。
もう一展開入れ込んでいいかなーと。(24点)

・あまりにも展開が予想通り過ぎました。
小ボケも挟んでるようですが、この回の出場者のネタに比べると破壊力が無かったように見受けられました。
行数的な面においても物足りなかったんで、もっと織り込んで欲しかったです。(1点)

・形式上はワンパターンですが、高橋さんの茶化しっぷりが上手かったです
もうちょいボケの手札を揃えて荒さを無くすと良いと思います(21点)

 

 

 

 

平均KB:316.33KB

満足指数:80.00%

チキンハートブレイカーズ 393KB 2/2
インタープラグ 369KB 7/12
第七女子会 329KB 4/6
後藤○○ 277KB 6/13
放浪鴎 269KB 6/16
理系文系 261KB 7/11

投稿・審査の「その他」欄に対する意見か考察#01

8823さん

「オンエアされないかもしれないので、この場を借りてあけましておめでとうございます。
あ、オフエアコメントで言えばいいのか・・・。」

>暗い!その割にはオフエアコメントでジャンバト褒めてるってどないや!

 

極東さん

「全体的に点数付けづらいです」

>うい

 


大和田

「KTはホモ〜エピソ−ド4〜(副題無し)

史上初!!全てがKTはホモ化!!
このまま地球はKTの策略にはまってしまうのか!_?
ネタ本文もKTはホモになる時代は近い!?
乞うご期待!!!!!

(興行収入24万6500円【シリーズ新記録】)
(試写会倍率:0,34倍)

主演:ブラッド・チンコ
助演:レ・オナルゾ・デカチンコ
友情出演:松山ケンイチンコ
演出:きりやさん(GACKTの友人)
監督:せんちゃん(星野仙一【6チーム中5位に導く】)


同時上映!!
「まるごとマカダミア」が出来るまで
製作:LOTTE」

>うい

 

 

サバイバルカウント

六升(理系文系)、二度目の最下位により、出場停止

 

 

inserted by FC2 system